親が亡くなったときにやるべき10のこと
親が亡くなったら、悲しいと思う間もなくやらなければならないことが押し寄せてきます。葬儀はもちろんお墓のことや死後の法要、そして相続の他にもやるべき手続きがたくさんあり、半年から1年の間は気が休まらないほどです。ここでは、親が亡くなったときにやるべきことを順を追って解説します。
お正月のお寺の行事、大般若会って?|樹木葬辞典
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お正月になると、「大般若会」と書かれたのぼりが、さまざまなお寺の門にはためき出します。「のぼりを見かけたことはあるけれど、あれはどんな行事なの?」「お寺から大般若会のお知らせが来たけれど、行かなければいけないの?」と疑問に思っている人もいることでしょう。お寺の行事である大般若会について解説します。
大般若会は、「だいはんにゃえ」と読みます。「大般若」は「大般若経」を指していて、大般若会は「大般若経を読み上げる会」という意味です。お経を読んでご利益を得、五穀豊穣や無病息災など、幸せで平穏な生活を祈願します。大般若経は、正しくは「大般若波羅蜜多経」といい、「西遊記」で有名な玄奘三蔵が訳した経典であるといわれています。その量、なんと約500万字。600巻にまとめられた、仏教経典の中でも最も長いものです。もちろん、600巻を全て一日で読み上げることはできませんから、僧侶は「転読」という方法を使って一気に読み上げていきます。「転読」とは、経本をパラパラめくってお経の一部だけを読むことで、全体を読んだことにするものです。ちなみに、大般若経のエッセンスを短くまとめたものが「般若心経」で、これはご存じの方も多いでしょう。大般若会では、初めに般若心経を読み上げることもあります。
大般若会を行う時期は、お正月に限ったものではありません。季節ごとに年4回行うというお寺もあれば、一般公開はせずに毎週行っているというお寺もあります。ただ、その年一年の幸福と平穏を願うという意味で、お正月に行うお寺が多い傾向があります。元旦は避け、1月3日、1月7日といった日にちで行われ、参加者にはお札が渡されるのが一般的です。
「お経が読まれるだけで、お祭りではないのか」と、つまらなく感じてしまう人もいるかもしれません。しかし、600巻もの経典が数人の僧侶によって大声で転読され、空中でバラバラと経本が広がるさまは迫力があります。お寺の行事のなかでは、最も華やかで動きのある行事ですから、「一度、お寺の行事に参加してみたい」と思っている人にはピッタリです。さらに、僧侶が大般若経の経本で参加者の肩や背中をポンポンと叩くお寺があります。これによって、身が清められ、無病息災が約束されるといわれているためです。前年の体調不良を今年に持ち込みたくないという人には、もってこいだといえるでしょう。
神社へ初詣に行くことがあっても、お寺には初詣に行かない、という人も多いのではないでしょうか。初詣とは、元旦に神社へ行くことだけを指すものではありません。げんに、毎年300万人もの人が初詣に出かける成田山新勝寺は、れっきとしたお寺です。神様など、信仰の対象となるものに年頭のご挨拶をするのが初詣であるととらえれば、お正月に菩提寺へ出向くことは立派な初詣です。お寺のご本尊に新年のご挨拶をして、さらにお墓参りをすることで先祖へもご挨拶ができれば、最高の新年を迎えられそうですよね。喪中で神社への初詣に行けないという人も、大般若会に参加して、お正月の華やかな雰囲気を少しだけ味わってみてはいかがでしょうか。
お寺の行事と聞いて気になるのが、お布施ですよね。大般若会では、最後にお札が配られることが多いため、多くの人が受付にお布施を納めます。お札の料金が決まっているお寺もあれば、「檀家はいくら」とお布施の金額が一律で決められているお寺もあり、持参すべきお布施の金額はさまざまです。しかし、法要や葬儀などと違い、そう高いものではありません。1000円程度と考えておけば十分です。お布施の袋は、白い封筒を使う地域もあれば、新年のおめでたい行事ということで祝儀袋を使う地域もあります。無難なのは、白封筒のほうでしょう。不幸が生じたわけではないので、弔事用の封筒は使いません。表書きは「お布施」として、袱紗に包んで持って行きます。
以上、大般若会の意味や行事の内容、みどころ、お布施などについて解説しました。「檀家なのだし、一度くらいは行かなければと気になっていた」という人は、けっこう多いものと推測されます。今年一年の幸福を願う場面は、神社での初詣に限りません。お寺の本尊に見守られながら大般若会に参加し、本堂にいるみんなとともに、その年の平穏を祈りましょう。
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