戒名と法名の違い
戒名とは、本来仏門に入った証しとして、悟りを目指して修行に励み、戒律を守ることを誓うために仏様から授けてもらう仏弟子用の名前のことを指します。浄土真宗の場合、この戒名にあたる名前を「法名」と言います。一般的には戒名も法名もほとんど同じ意味とされていますが、実は少しずつ意味が異なります。ここではそんな戒名と法名の違いについて説明します。
永代供養と無縁墓はどう違う?|樹木葬辞典
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昨今社会問題の一つとしても取り上げられている無縁墓。無縁墓とは管理する人もお墓参りをする人もいないお墓を指しており、多くの墓地がこの問題を抱えています。そんな無縁墓を事前に食い止めようとして始まったのが「永代供養」です。無縁墓と永代供養は共通点はあるものの、意味は全く異なります。
永代供養と無縁墓、どちらも「お墓を管理する縁故者がいない」という状況は同じになりますが、それぞれの意義は異なります。
無縁墓とは「無縁仏」とも呼ばれ、お墓を受け継ぐ子どもや親戚などの縁故者がおらず、誰もお墓の管理や供養をする人がいないお墓のことを指します。お墓の無縁化は、戦後行われた家制度の廃止により核家族化や少子化が進むにつれ増え続けており、2013年に熊本市人吉市が行った調査では、市内にあるお墓のうち約4割が無縁墓であることが分かりました。無縁墓と判断されたお墓は、墓地の荒廃を防ぐため業者によって撤去されますが、遺骨は無縁となった故人専用の合葬墓に入れられ、墓石は砕かれ、道路工事の再利用などに使用されます。このときの撤去費用は霊園が負担する場合もあれば、お寺や市など行政が負担することとなり、最終的には墓地利用者の管理費に含まれてしまうなどと誰かに迷惑をかけてしまうこととなります。
永代供養とは古来よりある仏教用語なのではなく、無縁墓の増加を食い止めるために約30年ほど前より取り入れられた仕組みを指します。
永代供養とは、将来的にお墓を管理する人がいなくなってしまう状況を見越して、自身が死んでしまう前に埋葬した遺骨行き先やお墓そのものの撤去を含めて、一定期間の供養を事前に墓地管理者やお寺などに相談をし、その際必要になる費用を支払います。永代供養を頼まれた墓地の管理者やお寺は、依頼された期間故人のための供養を行い、墓地を撤去する際も先にもらっていた費用から作業費をまかないます。最終的には無縁墓と同様に合葬墓に遺骨が収骨されますが、無縁墓の場合と異なり、永代供養を依頼されている際は合葬墓に入った後も僧侶によって供養が行われ続け、永代に管理がされます。
関連記事:永代供養とは|供養期間や費用はどれくらい?永代使用との違いとは
前述にもありますが、お墓を管理する人が誰もいないと判断されると、墓地全体の衛生管理面の都合や安全性維持ため、墓石などを撤去する作業をしなくてはなりません。
「自分のお墓なのだから、荒れ果てたお墓になろうが勝手だろう」と考える人もいるかもしれませんが、お墓の場合、所有権が及ぶのは建っているお墓だけであり、お墓を建てている土地には及びません。その土地の持ち主にとっては、居住者のいないマンションの部屋の一つのようなものであるため、無縁墓は埋葬されている故人にとっても悲しいことですし、管理者にとっても迷惑な存在となってしまうのです。
永代供養と無縁墓は、縁故者によって管理されていないお墓という共通点がありましたが、現代では永代供養であっても一定の期間は遺族が管理する場合もあり、その違いの差は大きくなっています。ご先祖様も、無縁墓と化しかつては家の象徴であったような墓石が倒れ雑草が生え荒れ放題となることは本望ではないでしょう。もし、子どもがいない、近親者は既にみんな死んでしまっているなど無縁墓となる可能性があるのであれば、これまでのお墓は墓じまいも検討し、永代供養の選択をしてみてはいかがでしょうか。
▽当サイトではおすすめの樹木葬ランキングや自然葬や永代供養墓についても解説しています。是非ご参照ください。>>樹木葬辞典|樹木葬の総合情報サイト
戒名とは、本来仏門に入った証しとして、悟りを目指して修行に励み、戒律を守ることを誓うために仏様から授けてもらう仏弟子用の名前のことを指します。浄土真宗の場合、この戒名にあたる名前を「法名」と言います。一般的には戒名も法名もほとんど同じ意味とされていますが、実は少しずつ意味が異なります。ここではそんな戒名と法名の違いについて説明します。
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