樹木葬訪問レポートNo.1 | 知勝院・大迫樹木葬墓地(岩手県・里山タイプ)
樹木葬を考案した岩手県智勝院が運営する、「大迫樹木葬墓地」のお墓参りの様子を記録しました。実際にこちらの樹木葬を購入したMさんによる、お墓参りレポートを写真を添えながら紹介します。
樹木葬購入者の体験談|岩手県花巻市の里山タイプを購入されたKさんの場合|樹木葬辞典
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近年人気を博している樹木葬。地方でも都心でも樹木葬タイプの墓地や区画が増えているようです。実際にどのような理由で樹木葬墓を選ばれているのか、購入者にインタビューを行いました。その実体験を紹介します。
樹木葬とは、墓石を墓標とせず、自然や緑に囲まれながら埋葬される葬送方法のことを指します。日本での始まりは岩手県の里山タイプ(山林の中に遺骨を散骨・埋葬する葬送方法)とされていますが、現在ではきっちりと整備された区画ながらも自然に囲まれた環境に埋葬される公園タイプや、都心などアクセスのよい墓地の一区画を利用したガーデニングタイプなども多くなっています。詳しくは、当サイトの「樹木葬とは」ページをご覧ください。
今回、体験談を寄せていただいたのは、岩手県の樹木葬墓地を購入されたKさん。ご両親のお墓を一緒に見学・検討されたそうです。購入された樹木葬墓の詳細や、購入のきっかけ、また樹木葬のメリット・デメリットなどを伺いました。
■お名前:K.K
■性別:女性
■既婚・未婚:既婚
■子どもの有無:有
■兄弟姉妹:有
■だれのお墓か:夫の両親
■その他特筆事項:夫の両親は、転勤族で最終的に岩手県盛岡市に住んでいましたが、岩手県八幡平市の自然が気に入り、別荘地に移り住みました。2人共に岩手県出身ではありませんが、八幡平市を終の棲家として在住することを決めました。
■墓地名:知勝院 大迫樹木葬墓地
■所在地・地町村:岩手県花巻市大迫町
■タイプ:樹木葬 里山タイプ
■外観:早池峰山に連なる奥山の一角にあり、雄大な景色を見降ろせます。
■費用:永代使用料:35万円、年間管理費:8,000円、追加納骨:10万円/一人
夫の両親である義父母(以降「義理」表記省略)は終活やお墓については無頓着であまり考えていなかったようで、母が他界してからお墓をどうするかという話し合いになりました。形式的な事が嫌いな頑固な父は四十九日が来ても、お墓を建てることにあまり前向きではなく、自分が死んでから建ててくれればいい。といった感じで、母の遺骨は近くのお寺の納骨堂に安置したままでした。子供達(夫と夫の兄弟)にとっても、父が住む東北の遠い場所で立派なお墓を建てたとしても、結局父母だけでいずれ無縁仏になってしまう。どうしたらよいものかと悩んでいました。
そんな時、子供のいない友人がたまたま樹木葬墓を購入し、もう手続きが済んでいるといった話を聞き、興味を持ちました。それがきっかけで父も自然に還るといった樹木葬墓に関心を深め、花巻市にある樹木葬墓を見学に行きました。すると、山々の景色や雰囲気等、今まで乗り気ではなかった父がいたって気に入り、購入に至りました。その場所は近くにワイナリーがあり、亡くなった母とよく来ていたそうです。思い出深いこの地で美しい景色に囲まれて眠る事ができるならこんないい事はないと、購入を決めました。
出典:知勝院・大迫町樹木葬墓地
まず、樹木葬の形態に父が関心を持ち、土に還るといった山と一体となった自然の墓地に共鳴したことです。岩手県民ではなく、他県から移り住んできているので、その土地の風習等もわからず。お寺や公園墓地でお墓を建てることにあまり実感がわかなかったようです。また、子供達にとっても自分達の生活拠点から遠く離れた岩手県にお墓を建てたとしても、自分達がそこに入るかもわからないのでいつかは無縁仏になってしまいます。
そんな折、里山型の花巻市の樹木葬墓を見学し、母が生きていた時に近くのワイナリーにきて楽しかった思い出も蘇り、ここだったらお母さんも喜んでもらえる、自分も安心して土に還れる、と父が気に入り、購入を即決しました。
先述したとおり、母の死後から1周忌頃までは納骨をせず遺骨をどうしようかと考えていました。しかし、樹木葬に興味を持ってから購入まではすぐでした。(いろいろなタイプの樹木葬はあるが)里山型の方がいいと見学に行き、その1週間後には決めました。周りの景色に大変気に入ったようでした。父はお墓の事は考えたくもないような感じでしたが、決めてからは、大変満足気でほっとしたようでした。
両親にとっては岩手県で骨を埋めようと決心して移り住んだので良い事だと思うが、子供達は遠いので入りたいとは思っていないそうです。私達も歳を取ったら山の中へお墓参りには行けないと思っている。
最近は墓じまいといった言葉をよく耳にします。お墓を継いで管理をしてくれる家族や身内がいれば良いですが、いない場合は、結局無縁仏となってしまいます。ただ、まだまだ樹木葬というやり方に抵抗を持つ人もいます。実際私も納骨時にこれで良かったのかという気持ちが少しよぎりました。ただ、今は合理的な考えも多くお墓にお金をかけるのはナンセンスだといった声もよく耳にします。
ライフスタイルも変わり、葬儀やお墓に対する考え方も多様化してきているのです。終活として、生前の内に色々なお墓を見学し、後に残る子供や身内に迷惑がかからないように自分に合った、夫婦に合ったスタイルのお墓を探してみてください。
今回は、実際に樹木葬墓を購入された方に経緯や感想を伺いました。やはり、樹木葬のポイントは「自然の中で眠れる」という点のようで、この点に関心や共感を持ち、検討する人が多いようです。特に今回の里山タイプは、都心の小スペースに埋葬するタイプではなく、大自然の里山の木々に囲まれた場所に納骨をするといったタイプなので、故人や遺族の想いを叶えやすいのではないでしょうか。
昨今では、今までの仏教式のしきたりを重要視する人は減ってきており、従来の方法である石のお墓を立派に建立するということに違和感を覚える人も多いようです。ただそういった人もお墓は作りたい、家族のために作ってあげたいという想いを持つ人も多いでしょう。そんな気持ちを叶えやすいのが、費用も抑えられて大自然とともに供養される「樹木葬」なのではないでしょうか。興味を持った!という人は、一度樹木葬について調べてみるのをおすすめします。
当サイトではおすすめの樹木葬ランキングや自然葬や永代供養墓についても解説しています。是非ご参照ください。>>樹木葬辞典|樹木葬の総合情報サイト
樹木葬を考案した岩手県智勝院が運営する、「大迫樹木葬墓地」のお墓参りの様子を記録しました。実際にこちらの樹木葬を購入したMさんによる、お墓参りレポートを写真を添えながら紹介します。
樹木葬は墓石を建てないことから近年人気の葬送となっています。しかし、実際に購入するとなると不安に思うこともあるかと思います。ここでは、実際に樹木葬を購入した人の実体験を詳しく紹介いたします。
近年注目を浴びている樹木葬について、実際に購入された方に樹木葬を選んだ理由、実際に購入した樹木葬の詳細など伺いました。樹木葬を検討している人、興味を持った人はぜひ参考にしてください。
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第1位
第2位
第3位
第4位
第5位