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エンディングノートとは?医療・葬儀やお墓について自分の意志を記そう

エンディングノートを書いてみようという方が近年増えています。エンディングノートとは、人生の終末を迎えるにあたり、残された家族や親族に自分の意思や考えを伝えるために記しておくノートです。遺言状のような法的な効力はありませんが、気軽に自分の意思を書いておけるといったメリットがあります。では、どんな事を書けばよいのか。どのような活用法があるのか等を学んでいきましょう。

エンディングノート,終活


エンディングノートはどうやって書く?

エンディングノートにはどのような事をどのように書けばよいのでしょうか?

遺言状とは違い、エンディングノートに決められた書式やルールはありません。通常売っている大学ノートでもよいですし、エンディングノートとして書店等で販売もされているもの、また、大手保険会社等では自社のホームページから無料でダウンロードしたものでも構いません。何を書いたら良いか分からないという人は、専用のノートやデータを使ってまずは中身を眺めて見る所から始めてみてください。一度に全てを書こうとするのではなく、ゆっくりと時間をかけて自分のペースで書き進めていきましょう。また、実際に書き始めたら、エンディングノートの存在は身内に必ず伝え、保管している場所についても知らせておきましょう。

関連記事:終活でエンディングノートを作ろう!自分の人生を終える準備

 

エンディングノートに書く主な内容

エンディングノートに何を書くかは自由ですが、具体的な項目例として、下記が挙げられます。

介護や医療について

かかりつけの病院、延命措置について、死後の検体、臓器移植について希望を書いておきます。延命措置についての意思表示や、検体や臓器移植については、遺族にとって考えさせられる難しい問題です。強い意志があるのであれば、エンディングノートに書いておくことによって、遺族の決心もつき円滑に事が進みます。

葬儀について

家族だけで見送って欲しい。好きな曲をかけて欲しい。祭壇の花は好きだった花でいっぱいにしてほしい等、様々な希望があると思います。葬儀社も従来と違って今の時代に合った様々な希望に応じてくれます。また、自分の死を知らせてほしい友人知人の連絡先等を記したリストを書いておくとよいでしょう。

埋葬方法について

従来の墓地とは違う自然葬等が希望の場合、親族たちが快く思わない場合があるので、エンディングノートに書いておけば故人の遺志として具体的に伝える事ができ、親族らに納得してもらえる手段になります。近年は、散骨や樹木葬といった新しいお墓の形を希望する人が増えています。継承者(承継者)がいない等といった切実な理由もありますが、先祖のお墓には入りたくない、死んだら自然に還りたい等お墓や埋葬方法についての希望は多様化しています。自分の意思として希望をきちんと書いておく事で、親族間のトラブルを防ぐこともできます。

生命保険について

加入している生命保険について、具体的に記入しておきましょう。

財産について

預貯金、土地家屋、有価証券等をリスト化し、目録式に記入しておきましょう。自分の財産がどのくらいあるのかきちんと把握しておくことが必要です。マイナスの資産(借入金等)がある場合もきちんと書いておきましょう。

クレジットカードについて

所持しているクレジットカードがある場合は、その情報について書いておきましょう。遺族は、解約手続きを早急にしなければいけません。クレジットカードの連絡先等の情報を書いておく事で、スムーズに進みます。

ペットについて

飼い犬や飼い猫等、ペットを飼っている場合ペットのかかりつけの病院、持病等ペットの情報を書いておきましょう。また、生前の内にペットを引き取ってもらえる旨を承諾してくれる人を探しておくことが重要です。ペットを飼う場合の責任です。

 

このような事柄を生前の内にエンディングノートに記しておくことにより、残された家族が葬儀や遺品整理、お墓、相続等についての故人の遺志希望を把握することができます。もちろん死後のことだけではなく介護や病気をしたときの対処についても元気だった頃の意志を確認することができるので非常に大切なものとなります。

 

エンディングノートと遺言状の違い

エンディングノートを知っていく上で、遺言状と何が違うの?と思いませんか。遺言状は万が一の事があった場合に自分の財産を誰が相続するか書き記しておくものです。法的な効果があり、死後にその効力を発揮します。ただし、遺言状であっても財産の相続以外の葬儀の事や、埋葬方法等の希望を記載しても法的に効力があるわけではありません。

一方でエンディングノートは、法的には何も効力が無く、形式も自由です。遺言状もエンディングノートも生前に今後の自分の意思や希望を書いておくもので、それは、故人の遺志として遺族の方達に知らせる手段になりますが、エンディングノートは遺言状のように書式が決まっているわけではないので、自由に書くことができ、何度も書き直すことが出来ます。エンディングノートは気軽に始めることができるので、ひとまずは遺言状よりエンディングノートを書き始めると良いかもしれません。

 

「エンディングノートの活用法について」まとめ

エンディングノートは難しい事は何もなく、自由に自分の意思、希望を書いておくことができます。ここで学んだ事を参考に、これからの人生をより良く生きていくために、希望やメッセージを遺族に残すために、エンディングノートを書いておくことをお勧めします。

関連記事:終活とは?どんなことを考え・準備し、何歳くらいから始めるもの?

 

▽当サイトではおすすめの樹木葬ランキングや自然葬や永代供養墓についても解説しています。是非ご参照ください。>>樹木葬辞典|樹木葬の総合情報サイト


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