親が亡くなったときにやるべき10のこと
親が亡くなったら、悲しいと思う間もなくやらなければならないことが押し寄せてきます。葬儀はもちろんお墓のことや死後の法要、そして相続の他にもやるべき手続きがたくさんあり、半年から1年の間は気が休まらないほどです。ここでは、親が亡くなったときにやるべきことを順を追って解説します。
終活でエンディングノートを作ろう!自分の人生を終える準備|樹木葬辞典
樹木葬辞典 > 樹木葬の豆知識 > 終活 > 終活でエンディングノートを作ろう!自分の人生を終える準備
終活とは、自分の死後に遺族が困らないよう、生前にさまざまな準備・整理をしておく活動のことです。近年では少子高齢化の進行により、終活をする人が増えてきています。その一環として、エンディングノートの作成があります。これは遺言書とは異なり法的な拘束力はなく、遺品の処理や葬儀の希望などについて書き記したものです。
終活とは、自分の死後に遺品整理や葬儀の手配で遺族が困らないよう、あらかじめ準備や整理をしておくことを言います。高齢になるにつれ、認知症などで意思疎通が難しくなる場合もあるため、意識がはっきりした元気なうちに始めるのが理想と言われています。具体的な終活の内容は、以下のようなものが挙げられます。
終活で大切なのは、残される側の気持ちになって行うことです。自分1人でいろいろなことを決定・処理してしまうと、かえって遺族が困る場合があります。生前整理で重要な書類を廃棄してしまったり、現実には不可能な相続・葬儀の希望が残されていたり……といった事態は避けなくてはなりません。トラブルを招かないためにも、終活は家族や親族と一緒に行うのが理想です。また、相続など法律関係の問題は、弁護士などの専門家に相談するのがよいでしょう。終活をしっかりしておけば、老後の人生にも余裕ができ、穏やかにすごすことができます。
終活の一環として、エンディングノートを作る人も増えています。これは遺言状とよく似ていますが、法的な拘束力はありません。自分の死後のことについて、希望や指示を書き記したものです。エンディングノートがあれば、家族の負担は大きく減らすことができ、病気などで判断能力・意思疎通能力が失われた場合にも役に立ちます。エンディングノートには決まった形式がないため、何でも自由に書けるのがメリットです。延命措置や葬儀などの話題はもちろんですが、日記のように使っても構いません。自分の人生を振り返ったり、生死についての考え方を綴ったりする人もいます。
ただし逆にいえば、相続に関することを書いても、遺言とはみなされない可能性があることに注意が必要です。法的な拘束力を持たせたい場合は、定められた形式に従って遺言状を作成しましょう。また、家族にエンディングノートの存在を知っておいてもらわないと意味がありません。エンディングノートを作っていることは家族に伝え、時には一緒に楽しみつつ作成しましょう。
エンディングノートの書き方を解説します。使用するノートは一般的なノートでも構いませんが、専用のものも販売されているので、好みに応じて使い分けましょう。雛形をダウンロードできるサイトもあるので、興味のある人は検索してみましょう。何から書けばいいか迷う場合は、重要だと思うことから順に記載してください。その際、「家族も知っているだろう、何とかなるだろう」と安易に手を抜くのは禁物です。自分しか知らないことというのは想像以上に多いものです。見やすく整理して、詳細に書くようにしましょう。書いておきたい具体的な内容は以下などが挙げられます。
本籍地やマイナンバーなど、基本的なことを書いておきましょう。保険証など、重要な私物の保管場所も書いておくと便利です。
家族や友人など、主要な連絡先をまとめておきましょう。緊急時の連絡用に便利です。
預貯金はもちろん、有価証券やクレジットカード、不動産や借金のことまで包み隠さず書きましょう。不備があった場合に家族が困りやすいので、しっかり記載してください。
延命措置を望むかどうか、介護の希望などについて書きましょう。かかりつけの病院や服用している薬についても記録しておくと、いざという時に役立ちます。
葬儀の形式や喪主の指名などの希望を書きます。遺影に使う写真の指定をしておくのもよいでしょう。写真をノートに挟んでおいても構いません。
遺産相続などについて書く場合、前述の通り法的拘束力がないことに注意してください。形式に則った遺言状を作成したのであれば、そのことをノートに記載しておきましょう。
最近特に重要視されているものです。パソコンや携帯電話には、株取引などの重要なデータ・メールが残っている場合があるため、家族も気になるのです。処理の方法について指示しておきましょう。
生前に整理しきれなかった私物の処理について書いておくと、家族も対応しやすくなります。特にペットは、引き取り手があるかどうかなどを記載しておくのが大切です。
ここは本当に自由に書いていい部分です。納得の行くまで楽しんで書きましょう。
終活におけるエンディングノートについて紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか。エンディングノートを書くタイミングは自由ですが、思い立ったときに少しずつでも書いておくのが後回しにならず良いでしょう。またそのノートの保管場所を家族や信頼のおける友人に伝えておくことも重要です。
関連記事:終活とは?どんなことを考え・準備し、何歳くらいから始めるもの?
当サイトではおすすめの樹木葬ランキングや自然葬や永代供養墓についても解説しています。是非ご参照ください。樹木葬辞典|樹木葬・自然葬・永代供養墓を解説
親が亡くなったら、悲しいと思う間もなくやらなければならないことが押し寄せてきます。葬儀はもちろんお墓のことや死後の法要、そして相続の他にもやるべき手続きがたくさんあり、半年から1年の間は気が休まらないほどです。ここでは、親が亡くなったときにやるべきことを順を追って解説します。
「終活」という言葉が誕生してから数年が経ちました。終活とは、葬儀やお墓、相続など、自分の死後について意思決定しておくための活動で、高齢化を迎えた現代では、徐々に一般化しつつあります。そんななか、「終活バスツアー」を企画する会社も現れました。ツアーでは何が行われるのか、代表的な内容について解説します。
寿陵(じゅりょう)という言葉をご存じでしょうか。生きている間に、自分が入るお墓を用意することです。終活の一環として、自分のお墓を求める人が増えてきています。寿陵のメリットや注意点について解説します。
「終活」とは、「人生の終わりをよりよく締めくくるための準備をし、より良く自分らしく生きていくための活動」のことを指します。この言葉は平成21年に『週刊朝日』で連載された「現代終活事情」により広く知られるようになり、当初は自分の葬儀や墓について生前に準備することのみをさしましたが、言葉が定着するにつれ、医療や介護についての要望、身辺整理、遺言、相続の準備なども含まれるようになりました。ここでは、そんな「終活」が具体的に何を考え準備していかなければならないのかなど、詳しく紹介します。
墓友という言葉がメディアに登場してから数年が過ぎました。新しい交流の形となる墓友について、その意味や背景、どのようなことをするのかを解説します。
第1位
第2位
第3位
第4位
第5位