親が亡くなったときにやるべき10のこと
親が亡くなったら、悲しいと思う間もなくやらなければならないことが押し寄せてきます。葬儀はもちろんお墓のことや死後の法要、そして相続の他にもやるべき手続きがたくさんあり、半年から1年の間は気が休まらないほどです。ここでは、親が亡くなったときにやるべきことを順を追って解説します。
終活とは?どんなことを考え・準備し、何歳くらいから始めるもの?|樹木葬辞典
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「終活」とは、「人生の終わりをよりよく締めくくるための準備をし、より良く自分らしく生きていくための活動」のことを指します。この言葉は平成21年に『週刊朝日』で連載された「現代終活事情」により広く知られるようになり、当初は自分の葬儀や墓について生前に準備することのみをさしましたが、言葉が定着するにつれ、医療や介護についての要望、身辺整理、遺言、相続の準備なども含まれるようになりました。ここでは、そんな「終活」が具体的に何を考え準備していかなければならないのかなど、詳しく紹介します。
平成21年に終活という言葉が広がり、昨今では空前の終活ブームが続いています。終活セミナーも連日のように行われ、2011年には「終活カウンセラー」という相続・遺言・葬儀・保険・墓碑などの悩みを親身になって聞き、専門家へ繋げる役割をもつ専門資格まで設立されました。この空前の終活ブームの背景には平成24年4月65歳以上の人口が3000万人を超えて本格的な超高齢化社会を迎えたこと、配偶者や家族をもたない高齢者が多くなり、また家族の絆(きずな)が弱まって独居老人、老人の孤立死が増えたことにあります。また東日本大震災をきっかけに、年齢を問わず誰にでも「不慮の死」は訪れうるということが広く再認識されたことなどがあると指摘されています。
終活では、大きく分けて4つのことを準備します。
財産や所有物、不用品の整理処分。遺産配分のトラブル防止には「遺言書の作成」も必要になってきます。
寝たきりや認知症になったときに望む暮らし方や、病名や余命の告知、延命治療の希望について家族やしかるべき人と共有します。
自分が望む葬儀や供養のスタイルを取りまとめて家族やしかるべき人と共有します。葬儀については事前見積もりを取ったりお墓についても生前購入しておくと遺族の金銭的・精神的な負担も軽減されます。
アルバムや日記の整理、自分史の作成、家族旅行などして思い出を作るなどこれまでの自分を振り返ることで今の自分に大切なものが見えてきます。
以上のことを考え整理していくために「エンディングノート」は最適な道具です。終活を始める際は是非エンディングノートを活用しましょう。今は市販のものが多く出ています。その中から自分が書きたい項目のあるもの、気に入ったものを求めましょう。
終活に取り組む意義は、残された家族の負担を軽減できること、自分の人生をみつめ直すことができることではないでしょうか。
自分の経済力の把握をきちんとすることは大切です。モノの整理は残された遺族が処分する負担が軽減できます。特に写真は遺族が処分しにくいものの筆頭に挙げられます。
介護、終末期医療、葬儀、相続などを準備しておくことで、周囲への負担は最小限度になります。
思い出の振り返りで周囲への感謝の気持ちが生まれたとの経験者は多くいます。
やりたかったけれどやり残したことはないか、自分の人生を振り返るきっかけ作りになり、残された時間を大切に過ごそうという気になります。終活ということばはネガティヴですが「死を考えることはより良く生きることを考えること」なのです。参考文献:『終活の教科書』一般社団法人終活カウンセラー協会監修(2013年辰巳出版刊)
終活とは何歳ぐらいから始めるものなのでしょうか。エンディングノートを買ってはみたけど、結局書いていない人も多数いるようです。60代、70代のシニア世代を対象に終活の実施状況についての調査が行われた結果によると、『終活(にあたること)』を「すでにやっている」方は9%、「近いうちに始めようと思っている」方は9%、「時期が来たら行いたいと思っている」方は56%となっています。つまり、60代であっても終活を本格的に行っている人は少ないのが実態なようです。
参考文献:『60代・70代のシニア世代1000名に聞いた!『終活』の意識と実態 』調査主体マクロミル2016年調査/調査方法インターネットリサーチ調査地域全国調査対象60歳~79歳の男女(マクロミルモニタ会員・マクロミル提携モニタ)割付方法平成27年国勢調査による、性別×年代別の人口動態割付/合計1,000サンプル調査期間2016年11月18日(金)~11月19日(土)
また、別の60代以上を対象にした調査では「終活は何歳から始めるべきか」と聞いたところ「70代から」という答えがもっとも多かったそうです。年齢に関わらず「配偶者がいなくなったら」終活を準備をする、「定年」やリタイアをきっかけとする人もいました。
このことから子供の独り立ちや、配偶者がいなくなる、仕事をリタイアする、大病をしたなど、人生の区切りを感じたところで「終活」の準備をしようという考えの方が多いものと考えられます。
参考文献:『シニアの意識調査に関するアンケート調査』SBIアラプロモ株式会社2013年調査2013年9月6日~9月7日の2日間、60代以上対象
日本人の平均寿命は長いですが、人それぞれに寿命は違います。また、まだまだ若くてもいつどこで不慮の死を遂げるかわからないことは東日本大震災で気づかされました。終活を始める年齢も人それぞれの人生の区切りをきっかけとして始めるのが良いのではないでしょうか。
しかし終活は、実際に取り掛かってみると分かりますが、大変気力・体力・判断力を必要とする作業です。そのため、早く始めるほどメリットは大きくなります。老後資金が70代後半になってから足りないことに気づくよりは、50代、60代で気づいたほうが足りない資金を増やしたり働いて工面する事だってできるのです。
また終活は、折を見てアップデートしてゆく必要もあります。自分が死後を託そうと思っていた子どもに先立たれるなど、人生には予期せぬ出来事がおきます。毎年は無理かもしれませんが、一度完成させたエンディングノートも、何年かごとに誕生日に見直すと決めて修正したり追加したりアップデートしていくことも必要ではないでしょうか。自分がいつ死ぬのかは、誰にも分からないのですから。
親が亡くなったら、悲しいと思う間もなくやらなければならないことが押し寄せてきます。葬儀はもちろんお墓のことや死後の法要、そして相続の他にもやるべき手続きがたくさんあり、半年から1年の間は気が休まらないほどです。ここでは、親が亡くなったときにやるべきことを順を追って解説します。
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