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終活でエンディングノートを作ろう!自分の人生を終える準備|樹木葬辞典

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終活でエンディングノートを作ろう!自分の人生を終える準備

終活とは、自分の死後に遺族が困らないよう、生前にさまざまな準備・整理をしておく活動のことです。近年では少子高齢化の進行により、終活をする人が増えてきています。その一環として、エンディングノートの作成があります。これは遺言書とは異なり法的な拘束力はなく、遺品の処理や葬儀の希望などについて書き記したものです。

エンディングノート


終活とは自分の人生を終えるための準備のこと

終活とは、自分の死後に遺品整理や葬儀の手配で遺族が困らないよう、あらかじめ準備や整理をしておくことを言います。高齢になるにつれ、認知症などで意思疎通が難しくなる場合もあるため、意識がはっきりした元気なうちに始めるのが理想と言われています。具体的な終活の内容は、以下のようなものが挙げられます。

 

  • 家にある日用品、不用品の処分(生前整理)
  • 相続に関する相談
  • 葬儀やお墓の希望確認・手配
  • 介護が必要になった時にどうするかの相談
  • 重病になった時に延命措置をするかどうかの相談
  • 仕事・役職の引き継ぎ
  • 生前の記録作り

終活で大切なのは、残される側の気持ちになって行うことです。自分1人でいろいろなことを決定・処理してしまうと、かえって遺族が困る場合があります。生前整理で重要な書類を廃棄してしまったり、現実には不可能な相続・葬儀の希望が残されていたり……といった事態は避けなくてはなりません。トラブルを招かないためにも、終活は家族や親族と一緒に行うのが理想です。また、相続など法律関係の問題は、弁護士などの専門家に相談するのがよいでしょう。終活をしっかりしておけば、老後の人生にも余裕ができ、穏やかにすごすことができます。

 

終活のエンディングノートは、決まった形式がなく自由に書ける

終活の一環として、エンディングノートを作る人も増えています。これは遺言状とよく似ていますが、法的な拘束力はありません。自分の死後のことについて、希望や指示を書き記したものです。エンディングノートがあれば、家族の負担は大きく減らすことができ、病気などで判断能力・意思疎通能力が失われた場合にも役に立ちます。エンディングノートには決まった形式がないため、何でも自由に書けるのがメリットです。延命措置や葬儀などの話題はもちろんですが、日記のように使っても構いません。自分の人生を振り返ったり、生死についての考え方を綴ったりする人もいます。

ただし逆にいえば、相続に関することを書いても、遺言とはみなされない可能性があることに注意が必要です。法的な拘束力を持たせたい場合は、定められた形式に従って遺言状を作成しましょう。また、家族にエンディングノートの存在を知っておいてもらわないと意味がありません。エンディングノートを作っていることは家族に伝え、時には一緒に楽しみつつ作成しましょう。

参考文献:法務省:公証制度について|法務省ホームページ

 

終活のエンディングノートは、重要なことから詳細に記載しよう

エンディングノートの書き方を解説します。使用するノートは一般的なノートでも構いませんが、専用のものも販売されているので、好みに応じて使い分けましょう。雛形をダウンロードできるサイトもあるので、興味のある人は検索してみましょう。何から書けばいいか迷う場合は、重要だと思うことから順に記載してください。その際、「家族も知っているだろう、何とかなるだろう」と安易に手を抜くのは禁物です。自分しか知らないことというのは想像以上に多いものです。見やすく整理して、詳細に書くようにしましょう。書いておきたい具体的な内容は以下などが挙げられます。

 

  1. 個人情報
  2. 本籍地やマイナンバーなど、基本的なことを書いておきましょう。保険証など、重要な私物の保管場所も書いておくと便利です。

  3. 連絡先一覧
  4. 家族や友人など、主要な連絡先をまとめておきましょう。緊急時の連絡用に便利です。

  5. 資産関係
  6. 預貯金はもちろん、有価証券やクレジットカード、不動産や借金のことまで包み隠さず書きましょう。不備があった場合に家族が困りやすいので、しっかり記載してください。

  7. 医療・介護関係
  8. 延命措置を望むかどうか、介護の希望などについて書きましょう。かかりつけの病院や服用している薬についても記録しておくと、いざという時に役立ちます。

  9. 葬儀・墓地関係
  10. 葬儀の形式や喪主の指名などの希望を書きます。遺影に使う写真の指定をしておくのもよいでしょう。写真をノートに挟んでおいても構いません。

  11. 遺言・相続関係
  12. 遺産相続などについて書く場合、前述の通り法的拘束力がないことに注意してください。形式に則った遺言状を作成したのであれば、そのことをノートに記載しておきましょう。

  13. パソコン、携帯電話など
  14. 最近特に重要視されているものです。パソコンや携帯電話には、株取引などの重要なデータ・メールが残っている場合があるため、家族も気になるのです。処理の方法について指示しておきましょう。

  15. その他、遺品整理やペットについてなど
  16. 生前に整理しきれなかった私物の処理について書いておくと、家族も対応しやすくなります。特にペットは、引き取り手があるかどうかなどを記載しておくのが大切です。

  17. 自分史、今の気持ちなど
  18. ここは本当に自由に書いていい部分です。納得の行くまで楽しんで書きましょう。

 

終活・エンディングノート:まとめ

終活におけるエンディングノートについて紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか。エンディングノートを書くタイミングは自由ですが、思い立ったときに少しずつでも書いておくのが後回しにならず良いでしょう。またそのノートの保管場所を家族や信頼のおける友人に伝えておくことも重要です。

関連記事:終活とは?どんなことを考え・準備し、何歳くらいから始めるもの?

 

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