お焚きあげって何をするの?遺品整理・処分
故人の遺品を整理する過程で、必要の無くなったものをどうすれば良いか悩む方が多いのではないでしょうか?ただ処分してしまうのではなく、不要になった遺品は供養して浄化させる必要があります。その方法がお焚きあげです。今回は、お焚きあげの方法や時期、相場などについてご紹介します。
仏教の宗派による教えの違い|樹木葬辞典
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仏教の宗派には代表的なものでも13宗派も種類があるとされています。日本に伝わるまでの長い年月のあいだに、釈尊(仏陀)の教えは弟子によってさまざまな解釈をされ、多くの経典が生まれています。その経典の解釈によって、日本ではいろいろな宗派が創出され現在に至っています。
古くから多くの日本人が信仰している仏教はキリスト教やイスラム教とともに世界三大宗教といわれており、中でも仏教は最も古い宗教といわれています。仏教の起源は約2,500年前にインドで生まれ、インドから中国を経て日本へ伝来してきました。日本に伝わるまでの長い年月のあいだに、釈尊(仏陀)の教えは弟子によってさまざまな解釈をされ、多くの経典が生まれています。その経典の解釈によって、日本ではいろいろな宗派が創出され代表的なものでも13宗派も種類があります。
樹木葬など永代供養墓を購入する際「宗教宗派は不問です」という広告文を目にすることが多いかと思います。この「宗教宗派」とは何のことかというと、宗教とは、その名の通りキリスト教・仏教・イスラム教というようにある宗教の教えの中心となる教義のことです。そして宗派とは同一宗教内で教えの捉え方などの違いから分かれた流派のことで、例えば曹洞宗や日蓮宗といったものは仏教の宗派のひとつと言えます。つまり、お寺の名称の前に書かれている「○○宗」は宗派を示しています。
仏教はそもそも大乗仏教と上座部仏教の2つに根本的な思想が分かれています。これは、仏教が発足した初期に仏教の教団内で思想の分裂が生じたためといわれています。そのうち日本で伝わる仏教のほとんどが大乗仏教だそうです。大乗仏教には般若経、維摩経、法華経、華厳経、大無量寿経、涅槃経、梵網経、大日経といった経典で構成されているといわれています。そのためその経典によって大乗仏教のなかでも宗派が存在するようになります。また、日本に伝わる仏教のなかには代表的な13宗派の前に、6つの系統に大別されているそうです。さすが最古の宗教といわれる仏教、歴史の分だけ奥が深いものとなっているようです。
奈良仏教の宗派:法相宗(ほっそうしゅう)
唯識論(ゆいしきろん)という、無常のこの世で迷える自分自身の心を深く究明してゆくといった難しい思想を元に修行を重ねていく仏教の宗派が法相宗です。長い時間をかけて修行をすることで成仏できるとしている宗派で、さまざまな修行を行うことを薦めているそうです。
奈良仏教の宗派:律宗(りっしゅう)
お経の種類である「経・律・論」のうち、律(戒律について)を中心に修行をおこなう仏教の宗派です。戒律(規律のこと)を守り実行することで成仏されるといわれています。
奈良仏教の宗派:華厳宗(けごんしゅう)
大乗仏教の一つである宗派のなかでも、哲学的かつ宇宙的な難解な思想を持ち修行を行う仏教の宗派です。奈良にある東大寺の大仏はこの教義を具現化したものといわれています。
密教系の宗派:真言宗(しんごんしゅう)
人間の精神の在り方を10段階に分け、最終的に本尊である大日如来と同じレベルに達することを目標としています。
密教/法華系の宗派:天台宗(てんだいしゅう)
人間は生まれながらにして利他的性質を持っており、その性質をすべての人が発揮することができれば、この世界は清らかな国(浄土)になるといった教えを説いているそうです。
法華信仰系の宗派:日蓮宗
法華経を拠り所とし、お題目「南無妙法蓮華経」を唱えると救われると説いています。
浄土系の宗派:浄土宗
修行による成仏を否定し、ただ「南無阿弥陀仏」と念仏を唱えることで救われるとする専修念仏(せんじゅねんぶつ)を説いています。
浄土系の宗派:浄土真宗
浄土宗の専修念仏とは少し思想が異なります。人々は阿弥陀様の力を信じることで救われると説き、その感謝として「南無阿弥陀仏」の念仏を唱えます。ちなみに浄土真宗では故人につける戒名のことを法名と呼び、信徒ではなく門徒と呼ばれます。
浄土系の宗派:融通念仏宗
毎日念仏を唱える修行を重要視しているものの、これも浄土宗とは思想が少し違います。「一人の祈りがすべての人の為となり、すべての人の祈りは自分の為となっている」とし、「一と多」はお互いに融通の関係と説いています。
浄土系の宗派:時宗
信仰の有無に関わらず、一回でも「南無阿弥陀仏」と念仏を唱えれば浄土へ往生できると説く仏教の宗派です。日常生活の一瞬一瞬を臨終と考えられているそうです。
禅系の宗派:臨済宗
教典や教えに依存せず、坐禅と公安(仏教について思案するきっかけとなる課題)の解読によって悟りに至ると説いています。
禅系の宗派:曹洞宗
坐禅を修行の根幹とし、悟りを求めない修行により悟りを得ると説いています。
禅系の宗派:黄檗(おうばく)宗
インゲン豆と伝えた隠元が開祖です。臨済宗と同じ修行形式をとりますが、言葉や儀式形式は明時代のものを使用しています。「南無阿弥陀仏」を「ナムオミトフ」と発音します。
ほとんどの樹木葬は故人の宗教宗派を問いません。これを「宗教宗派不問」と言います。たとえ「○○宗□□寺」が所有している樹木葬であっても宗教宗派を問うところはほとんどないと考えて良いでしょう。もちろん無宗教でも大丈夫です。しかし、寺院で永代供養の樹木葬を購入した場合、回忌法要などの供養・法要はその寺院の宗派様式で行われます。
それぞれの宗派には本尊と言って信仰対象となる仏像や絵があります。この本尊はお仏壇の中央や寺院の本殿の中央に据えられています。ご家庭にお仏壇がある方はぜひ一度ご覧になってみてください。寺院管理の樹木葬では本尊は寺院指定のもの(つまり、その寺院の宗派の本尊)になります。ですので、信仰している宗派がある方で本尊を据えたい場合は同じ宗派の寺院を選ぶのが良いでしょう。
いずれの場合でも仏教を信仰し、信仰する宗派があり、かつ亡くなった後もその宗派にこだわりを持ちたいという方は樹木葬を選ぶときに運営者に仏教の宗派についてきちんと確認することが大切です。
故人の遺品を整理する過程で、必要の無くなったものをどうすれば良いか悩む方が多いのではないでしょうか?ただ処分してしまうのではなく、不要になった遺品は供養して浄化させる必要があります。その方法がお焚きあげです。今回は、お焚きあげの方法や時期、相場などについてご紹介します。
高齢化社会を迎えた現代では、「お墓が不足している」とよくいわれます。しかし、その一方で、お墓が余り、経営に困る寺院が出はじめているといううわさも耳にします。墓不足と墓余り、一体どちらが本当なのでしょうか。墓不足の実際を探ります。
樹木葬や納骨堂など、お墓はその形態を問わず人とは切ってもきれない関係にあるものです。核家族化が進み夫婦単位で暮らす方々が増えている現代では、先祖代々のお墓に入らずに、新たにお墓を用意する傾向が高まっています。そうなると、お墓を用意するのは誰なのかによって、相続税の負担についても違いが生じます。ここでは、お墓と相続税の関係について詳しく紹介します。
近年の少子高齢化や首都圏への人口集中などにより、お墓を巡る環境が激変しています。住居の都合で故郷にある先祖代々の墓守が難しい、子どもがいないなどの理由で、お墓の継承者がいずれ途絶えるのは明白な家庭も増えてきました。そのまま放置しておくと先祖代々のお墓は無縁墓となり、墓地から墓石ごと撤去されてしまいます。そのため、「墓じまい」をしたり、先祖代々のお墓を「永代供養」の墓へ改葬するなどを行う人が年々増加しています。今回は「墓じまい」や「永代供養」をお考えの方に向けて、「墓じまい」や「永代供養」とはどういったものなのか、その違いなどについて紹介します。
戒名とは、本来仏門に入った証しとして、悟りを目指して修行に励み、戒律を守ることを誓うために仏様から授けてもらう仏弟子用の名前のことを指します。浄土真宗の場合、この戒名にあたる名前を「法名」と言います。一般的には戒名も法名もほとんど同じ意味とされていますが、実は少しずつ意味が異なります。ここではそんな戒名と法名の違いについて説明します。
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