位牌は必ず作るべき?位牌の由来と意味を解説
葬儀を終えると、遺骨と位牌が残ります。遺骨はお墓に納められますが、位牌はそうもいきません。家が狭小、自分が一人っ子でしかもお嫁に行った立場など「家には仏壇を置けない。位牌をどこに置こう?」とお悩みの人が、現代では増えているといわれています。そもそも、位牌は必ず作るべきなのでしょうか。位牌の由来と意味を解説します。
樹木葬はお墓不足解消の手立て?都心の墓事情とその解決策|樹木葬辞典
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樹木葬という埋葬方法が、ここ数年、徐々に注目が集まっています。その理由の1つとして、お墓不足解消に繋がるという点が挙げられます。樹木葬の場合、墓石を使用せず狭いスペースでも多くの人を埋葬することができるため、特に都心での墓地の土地不足解消の助けになると言われています。そこで、今回は樹木葬が注目されている理由の中でもお墓不足解消に焦点を当て、お墓不足の現状となぜ樹木葬がお墓不足を解消できるのかなど、詳しく説明していきます。
都心、特に東京ではお墓不足が加速していると言われています。というのも、東京の土地の狭さはもちろん地方から移住してきた人たちが新たなお墓を地元ではなく東京で求めるため、以前よりお墓を必要としている人数が増えているのです。さらに、高齢化社会により年間の死亡者数は現在120万人に達し、2039年には160万人以上になると予測されています。こうした背景から、墓地不足=お墓不足に繋がっています。この状況を改善しようとしても、移住してきた人たちを追い出すことも、亡くなる人を減らすこともできません。そこで、お墓不足の解消の手立てとなるのが樹木葬です。
次の章ではお墓不足の要因をより詳しく解説し、なぜ樹木葬が解消に一役買うのか、紹介していきます。
参考文献:多死社会|日本総研
樹木葬の紹介の前にまずはお墓不足が起きる要因・理由について詳しく見ていきましょう。
墓地の新設は、土地があれば誰でもできるというわけではなく、地方公共団体や宗教法人・公益法人など特定の業界や団体に限られています。また、新設する際には自治体の許可が必要で、「墓地、埋葬等に関する法律」の第10条に、都道府県知事の許可を受けないといけない旨が明記されています。許可制にしている理由としては、墓地の運営は長期に渡るため、安定した運営ができるか、財政面に懸念材料がないかを含めて、厳密に審査する必要があるからです。この許可制という部分が一般市民に知られていない地域も多く、現在も無許可でお墓が作られることもあるようです。このように民間団体が新規参入しづらい点が、お墓不足を招いていると言えます。
参考文献:墓地、埋葬等に関する法律(昭和23年5月31日法律第48号) |厚生労働省
前項では墓地建設は許認可制であると説明しましたが、それ以外に土地自体にも条件があります。例えば、人家等から200m以上離れていること、飲用水が汚染されていない土地であることなどです。東京ではこの条件を満たす余った土地は少ないので、墓地に使えるような広い土地がなかなか見つからず墓地の新設がしたくでもできないという団体もあるようです。
上記2点の条件を満たした団体、土地であっても最終的に周辺住民の賛成を得なければ墓地を建設することはできません。しかし墓地をはじめ火葬場や葬儀場などは、反対されやすい建築物の代表、不動産業界用語で言えば「嫌悪施設」であり、建設の計画がされると多くの場合、近隣住民からの反対が生まれます。反対する理由としては、以下があります。
実際に近隣住民からの反対により、墓地の建設に計画が遅れているケースがあります。墓地の建設や着工が長引くことで今すぐに必要な人に対し、墓地を提供することができず、結果としてお墓不足を引き起こします。
墓地不足のみならず、購入する側の状況によってお墓が購入できないということもお墓不足と言えます。東京のような土地代が高いところはお墓の費用も高くなり、一般の人がなかなか買えない値段に高騰することもあります。近年は先述の通り土地不足から手頃なお墓はすぐなくなってしまい、必要な時には高いものしか残っていないという状況もよくあるでしょう。公営墓地であれば100万以下でお墓を作ることも可能ですが、毎年倍率が高く(10倍~20倍)すべての人がお墓を建てられるわけではないので、骨壷に遺骨を保管して5年10年経っていたというケースも少なくありません。
冒頭でも紹介したとおり、お墓不足の解消の手立てとして樹木葬が注目を浴びています。樹木葬とは「死後は自然にかえりたい」という想いを叶えられるお墓で、墓石を使わず樹木を墓標とすることから自然志向の人々に人気の新しい形のお墓です。では、なぜ樹木葬がお墓不足の解消に繋がるのでしょうか。その理由について迫ってみます。
合葬とは、複数の人々の遺骨を1つにまとめて供養する方法で、別の言い方では合祀(ごうし)とも呼ぶことがあります。樹木葬の場合、個別埋葬も人気ですが、この合葬という形を取っている霊園も多くあります。そもそもの樹木葬の目的である「遺骨を土に還す」ために骨壷のまま埋葬せず、遺骨を細かく粉状にして埋葬するという手法を取るところがあります。ただし合葬は他人の遺骨と混ざるため、埋葬後に特定の遺骨だけを取り出すことはできません。しかし、個別に墓標を設けず遺骨を埋葬するだけのスペースがあればよいため、墓地の有効活用ができると考えられます。
従来のお墓のように、家族や家系ごとに墓地や墓石を用意する必要がないため、合葬でなくとも省スペースになります。霊園によっては一本の大きな木をシンボルツリーとしてその周りに個別で埋葬するという形をとる所があり、都心の狭い土地でも多くの人を埋葬することができます。
お墓不足の理由として土地不足以外にも、費用が高くてお墓を購入できず、お墓が無いという状況になっている人も多くいるでしょう。墓石タイプのお墓を新しく購入する場合の費用相場は150万~300万ほどと言われていますが、樹木葬の場合10万~80万円で購入できるところがほとんどです。墓石の清掃なども不要なため管理は管理費を払うのみです(場所によっては管理費がない場合も)。このような価格の安さからこれまでお墓を購入できなかった人達も樹木葬という形でお墓を作ることができるのではないでしょうか
樹木葬はお墓不足の問題を解消できる、今の時代にマッチした新しいお墓のあり方です。もちろん樹木葬を選ぶ理由としては、自然に帰りたい、費用を安く抑えたい、ということが大きいでしょうけれども、結果的に樹木葬を選ぶことでお墓不足解消に貢献していることになるのです。経済的で管理も楽、そして社会貢献もできる樹木葬を一度検討してみてはいかがでしょうか?
▽当サイトではおすすめの樹木葬ランキングや自然葬や永代供養墓についても解説しています。是非ご参照ください。>>樹木葬辞典|樹木葬の総合情報サイト
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