初彼岸とは何をする?その意味とやるべきこと
初彼岸とは、故人が亡くなってから初めて迎えるお彼岸のことを指します。お盆では初めて迎える際「新盆」といい、僧侶を呼んで法要を行ったり、特別な供え物を用意したりしますが、初彼岸ではどのような準備が必要なのでしょうか。ここでは初彼岸について詳しく紹介します。
散骨で後悔しないためのポイントは場所・マナー・供養の3つ|樹木葬辞典
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散骨を希望する人は年々増えているといわれています。一般社団法人日本海洋散骨協会が、全国の終活カウンセラーを介して行ったアンケートでは、年代に関わらず約1割が「散骨を希望する」と回答する結果となりました。いつ、大事な家族から「自分は散骨をしてもらいたいと考えている」といわれるかわかりません。遺される人が散骨で後悔しないためのポイントは、「場所」「マナー」「供養」の3つです。ここではそのポイントについて詳しく説明していきます。
家族に「散骨を希望する」といわれたら、まずはどの場所が良いのかを聞き出さなければなりません。散骨をしたいという気持ちがどこから来ているのかによって、遺骨を撒く場所が変わってくるからです。もし「思い出の地で眠りたい」という人であれば、場所は特定されてくるでしょう。また「生まれ育った土地から遠くない場所を」と希望する人もいれば、「新婚旅行で行ったハワイへ」「何度も訪れた沖縄の海へ」など遠く離れた土地を希望する人もいます。
なお、「自然に還りたい」という気持ちが強い人のなかには、場所は問わないとする傾向もあります。「お墓が買えず、散骨が一番安いから」という理由で散骨を選ぶ人であれば、なおさら特定の場所を希望する気持ちは薄いでしょう。このように、散骨する理由によって散骨するべき場所が違ってきます。散骨の希望を叶えてあげたいと思ったら、必ずその理由を聞きだし、希望の場所があるか否かを確認するのが基本のポイントです。生前に具体的な散骨場所を聞き出せないと「あの場所へ散骨してよかったのだろうか」といつまでも気に病むことになりかねません。
散骨は法律で禁止されてはいませんが、積極的に認められているわけでもありません。遺体や遺骨の処置を定めているのは「墓地、埋葬等に関する法律」ですが、この法律がつくられた昭和23年当時には散骨が想定されていなかったため、遺骨を撒くことに関する記述がないのです。よって、遺骨はどこへでも撒くことが可能といえます。しかし、法律による定めがないということは法律に守られていないということの裏返しともいえるでしょう。実際に、業者が地域住民への配慮をせずに散骨を行った結果、条例で散骨が禁止されてしまった事例もいくつかみられます。
散骨の際には周囲とトラブルにならないよう、マナーに十分気をつけなければなりません。散骨業者の多くは、周囲の漁協などと折り合いをつけるのはもちろんのこと「1センチ以下に粉骨する」「花を包んだビニールなど自然に還らないものは海や山に撒かない」といったガイドラインに沿って散骨を行っています。きちんとマナーを守ってくれる散骨業者に依頼しましょう。トラブルが発生すると、供養のための散骨が、思い出すたび心苦しいものに変わってしまいます。
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散骨した後、よく聞かれるのが「何に手を合わせればよいのかわからない」という声です。遺骨が納まった墓を供養の対象としてきた私たち日本人にとって、散骨の後に何を拝むかがわからなくなるというのは当然のことかもしれません。後の供養のために、「お墓参りがしたくなったら何に拝めばよいか」を決めておきましょう。命日に散骨場所を訪れて黙とうを捧げる人もいれば、小さな骨壺や遺灰を込められるペンダントに少しだけ遺骨を残し、自宅で供養する人もいます。
分骨し、一部のみを散骨してあとはお墓へ納骨するという方法もあります。散骨する以前は「お墓参りなど必要ないだろう」と思っていたとしても、いつ「亡き人の力を借りたい、見守っていて欲しい」という心境になるかわかりません。何かにすがりたいような辛いことが起こる、乗り越えるべき困難が生じるなど、生きていれば自分の精神力だけでは乗り越えられないと感じることがあるでしょう。そんなときに故人が心のよすがとなるよう、供養方法をきちんと決めておくことは大事です。なお、供養方法を決めることは、自分のためばかりではありません。親族のためにもなりますから、散骨の前にはぜひ親族と一緒に、今後の供養方法について話し合いましょう。
以上のように、後悔のない散骨のポイントは「場所」「マナー」「供養」です。家族が散骨を希望したらすぐに、3つのポイントについて考え始めましょう。マナーを守る業者を選ぶには、念入りなリサーチが必要です。希望する場所に近いところで散骨ができる会社はあるか、きちんとマナーを守ってもらえるか、実績はあるかなどを調べて、確かなところを選びましょう。
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