お盆とお彼岸はどう違う?違うところと同じところを解説
お盆も、お彼岸も、お墓参りをしてお供え物をする行事ですよね。それでは、お盆とお彼岸は、時期の違いがあるだけで、あとは同じ行事なのでしょうか?実は、れっきとした違いがあります。お盆とお彼岸の違いを知れば、きっと次のお盆やお彼岸では、ちょっと違う気持ちで先祖にあいさつできますよ。
無宗教葬儀とはどのように行うの?参列する際のマナーとは|樹木葬辞典
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近年、特定の宗教に拠らない「無宗教葬儀」がメディアで多く取り上げられるようになってきました。従来型の一般葬が減少傾向にあり、家族葬や通夜、告別式を行わない直葬が増加してくるなど葬儀の選択肢が多様化してきています。「無宗教葬儀」もその一つです。ここでは、特定の宗派に拘らず、僧侶を呼ばない無宗教葬儀について詳しく紹介します。
無宗教葬儀とは、「自由葬」とも呼ばれ、特定の宗教・慣習などに基づく形式によらず、死者本人や遺族の希望に従って営まれる葬式を指します。例えば、読経でなく音楽の演奏の流れる中で参列者が死者に別れを告げる式がそれにあたります。宗教には拘らないことが前提であるため、僧侶などの宗教者を呼び供養をすることは行いません。
無宗教葬儀の人気が高まっている背景には、長寿化により送られる故人が高齢で亡くなるので葬儀に列席してくれる知り合い縁者が少ない、送る遺族側も現役を退いていて会社関係の参列者がいないといったことが挙げられます。また、核家族化、都市への人口集中により地縁、親戚関係の付き合いが薄らいできたこと、従来型の葬式仏教の形式的な葬儀への不満といった複合的な要因が絡み合っています。
無宗教葬儀に向いている人とは、宗教自体にあまり感心がなく、葬儀には自分らしい演出をして欲しいという希望がある人です。
逆に無宗教葬儀を避けたほうがよい人は、特定の宗教を信仰している、あるいは信仰はそれほどないが先祖代々の菩提寺があり檀家となっている、そして墓地を所有しておりそこに入る予定がある人です。特定の寺の檀家となっている場合は、菩提寺の宗派に則った形式で葬儀を行い、戒名をもらわないと菩提寺の墓地に遺骨を埋葬できない可能性が出てきます。
しかしいざ宗教者による儀式がなく、自由にやってよいといわれると戸惑うものです。そのうえ、一般的にはまだ認知されていない無宗教葬儀を行うのであれば、自身が亡くなる前の周到な事前準備が必要になってきます。
無宗教葬儀を希望する場合、葬儀形態の希望をエンディングノートなどにまとめておきましょう。そのうえで、可能であれば無宗教葬儀の実績が確かな葬儀社と事前に細かく打ち合わせをし、見積もりまでもらっておくと安心です。昨今ではたいていの葬儀社は無宗教葬の取扱いがあるそうですが、実際に無宗教葬儀を実施した件数はといえば、首都圏でも全体の葬儀の5%くらいだろうといわれています。実績が多い葬儀社はまだまだ少ないのが現状です。
僧侶を呼ばない葬儀となると、その要は企画力と司会者にあるといってもよいでしょう。仏教はこれまで多くの日本人の葬儀担ってきた長い歴史を持つだけあり、僧侶の行う式は洗練され、無駄がないのも事実です。そのため、僧侶を呼ばない葬儀では司会者の力量が成功の鍵となります。予算が許すようならば、プロの司会者にお願いするのがよいでしょう。
無宗教葬の式次第の一例を紹介します。無宗教葬儀ではお焼香などの代わりに献花、お経の代わりに音楽を流したりすることが多いです。合唱をしてもよいでしょう。
※火葬後、レストラン等で会食をする場合もあります
以上はあくまで一例です。また、無宗教葬儀といっても希望があれば仏式のお焼香をすることも可能です。葬儀用の位牌も無宗教でも作りたいなら戒名でなく本名で作るなどもあるそうです。
まだまだ実施件数が少ない無宗教葬儀は、参列者として呼ばれた場合も、一般的な葬儀のマナーに従うべきなのかどうか非常に迷うところです。遺族側、参列者側が主に不安になりやすい点についてまとめてみました。
遺族側、参列者側ともに葬儀なので故人に対して失礼のない喪服着用がベストです。ただし、「平服でお越しください」と案内されているのであれば、男性の場合は黒・紺・ダークグレーのスーツにネクタイ・白いワイシャツ・黒い革靴・靴下を着用し、女性は控え目な色のワンピースやスーツ等地味な平服がよいでしょう。
遺族側からあらかじめ香典は辞退しますとの指示がなければ、香典は持参するのが無難です。その際は一般的な仏式にのっとり、不祝儀袋は黒白か銀白の結び切りの水引がついたものを用意し、表書きはどの宗教・宗派でも使える「ご霊前」と書きます。
従来型のお葬式では参列者は静かに黙祷を捧げ、お焼香することが通例です。しかし無宗教葬儀では参列者全員に弔辞を求められることもあるため、簡潔に自分の哀悼の意をまとめておくとよいでしょう。
無宗教葬儀を行いたい場合、会場となる場所は限られてきます。遺体を安置させる必要があるため、ホテルやレストランなどは望ましくありません。そのため、葬儀会社の専用斎場で行うことが一般的です。葬儀会社が運営している斎場であれば、遺体に付き添っての宿泊も可能になったり、祭壇のデザインを好きなように選べるなど自由度が高くなっています。また、参列者が少人数であれば自宅で行うことも手です。費用を抑えることができるのはもちろん、故人と別れるまさに最後の瞬間まで我が家で過ごすことが可能になります。
無宗教葬儀とは、前述にもあるように無宗教葬儀とはまだまだ一般的な認知がされていないのが現状です。そのため、例え自身が希望したとしても親族の理解が得られない、また、特定の寺の檀家になっている場合は仏式以外の葬儀を行うことは難しくなってくるでしょう。しかし、形式にとらわれず故人にふさわしい見送り方ができる、また宗教者への費用が掛からない分、他の演出に費用を回せるといったメリットがあります。最後まで自分らしく見送られたいと願うのであれば、無宗教葬儀を視野にいれて検討してみてもよいのではないでしょうか。
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