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家族葬とは?直葬や密葬とどう違う?|樹木葬辞典
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家族葬、直葬、密葬など、お葬式の形式を表す用語はさまざまあります。それぞれどのような意味で、どんな違いがあるのでしょうか。今回は、家族葬について説明したうえで、直葬や密葬との違いを解説します。
家族葬とは、地縁や社縁など、義理で集まる一般会葬者には参列を遠慮してもらい、血縁を中心とした近親者だけで営まれる葬儀のことです。家族葬という言葉は、90年代後半に生まれたといわれています。それまでは、葬儀といえばたくさんの人たちが集まるのが一般的でした。遺族のサポートをするために駆けつけた近隣の住民や、故人や喪主の会社関係の人たち、当日の手伝いのために駆り出された会社の同僚などなど。会葬者(弔問者)は優に100人を超え、遺族はあいさつに回るだけでも精一杯です。これでは故人と向き合う時間が十分にとれないという考えから生まれたのが、家族葬です。集まるのが近親者だけであれば、もう二度と向き合うことのできない生身の故人とかけがえのない時間を過ごし、ゆっくりとお別れをすることができます。
2010年ごろからは、「直葬」という言葉がメディアを賑わすようになりました。直葬は、少人数で行うシンプルな葬儀形態という点では家族葬と似ているように見えますが、根本的に違う部分があります。家族葬は、小規模ながらも通夜とお葬式を営みます。形式的には、一般的な葬儀と同じです。一方、直葬では通夜もお葬式もなく、火葬をするのみです。つまり直葬では、儀式的なことを一切しないということになります。直葬でも何らかの儀式がないと寂しいという人のために、火葬炉の前で短いお経を唱えてもらうなど、簡易的な儀式をともなう直葬も見られます。これを「火葬式」などと呼び、単なる直葬とは分けている葬儀社も多いようです。
「密葬」という言葉を聞いたことのある人も多いと思われます。「密」の字から、「ひっそりと営むお葬式」というイメージが連想されるため、家族葬と似ているのではと考えるかもしれません。確かに、密葬も近親者のみで行われるという点では家族葬と一致しています。しかしそもそも「密葬」とは、後に本葬が営まれるときに使う言葉です。著名人がまずはひっそりと家族のみで葬儀を行い、後に一般会葬者を受け入れるお別れ会が開催されることがあります。このとき、初めに行われる葬儀を密葬、お別れ会を本葬といいます。密葬は、会葬者がかなりの数にのぼると予想されるとき、火葬までに本格的なお葬式の手配をするのが間に合わないため、ひとまず近親者だけで行われる葬儀のことです。
最近では、意識して家族葬を選ばなくとも、自然と会葬者が近親者に限られることが多々あります。とくに、故人が長寿である場合です。長寿の場合、故人の友人たちはすでに鬼籍に入っていることが多く、また知らせを受けても足が悪いなどの理由で会葬するのが難しい人が少なくありません。喪主もすでに退職して長いと、会社関連の面々が集まることは稀です。現役といえば孫にあたりますが、従業員の祖父母が亡くなったときに多数の人間が会葬に訪れるような会社は、今日びなかなかないでしょう。同居家族でなければなおさらです。また、葬儀ホールで葬儀を行う場合には、ご近所のお手伝いもあまり必要ありません。こうして、社縁・地縁の関係で会葬する人は少なく、自然と血縁中心の葬儀となります。長寿社会となったこれからは、自然に家族葬となる葬儀が多くなってくるのではないでしょうか。
前項の例とは対照的に、若くして急逝した人や交流範囲の広かった人の遺族が家族葬を選ぶと、のちのち面倒な事態となることがあります。「せめて香典だけでも」などと弔問客が押し寄せたり、供物が届いたりして、対応に奔走するケースがあるのです。交流範囲が広くても家族葬を選びたい場合には、密葬の後の本葬と同じように、四十九日や一周忌をめどにお別れ会を開くのが有効です。逝去の知らせとともに、お別れ会の日時を知らせることができれば、「お悔やみはお別れ会の日まで待とう」と連絡を控えてくれる人が多いでしょう。
以上、家族葬について、また家族葬と直葬や密葬との違いについてお伝えしました。日本の葬儀は、終活ブームが始まってから急速にシンプル化している傾向にあります。どのような葬儀方法が適切なのか、じっくり考えて選ぶことが必要といえるでしょう。
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