ゼロ葬とは火葬場で遺骨とさよならするシンプルな葬法
ゼロ葬という言葉を聞いたことがあるでしょうか。ゼロ葬とは、今の日本で行える最もシンプルな葬法です。まだ出てきて間もない弔い方なので、初耳という人もいることでしょう。ここでは、ゼロ葬の由来や具体的な方法、費用についてお伝えします。
自由葬とは?葬儀を自由に執り行う新しい葬儀のタイプ|樹木葬辞典
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葬儀(お葬式)といえば、仏教の教えに則りお通夜・告別式がしめやかに行われるというイメージを持つ人が多いと思います。しかし、最近では故人の想いを尊重した新しいタイプの葬儀の形「自由葬」が注目されています。ここれでは、近年始まった自由葬について紹介していきます。
従来の葬儀のイメージは、告別式やお通夜がしめやかに行われ、故人の家族や親族、友人が涙しながら見送るという形が主でした。もちろん今でもこの形が主流ですが、近年では型にはまった形の葬儀だけでなく故人の好きだったものなどを取り入れる「自由葬」「オリジナル葬」と呼ばれるものも増えてきています。また、宗教にとらわれない無宗教型の葬儀もあります。さらに供養・埋葬方法も多様化しており、ここ数年注目を浴びているのが墓石の代わりに木を植える「樹木葬」や屋内型の「納骨堂」などです。もし故人の思いや希望があるのであればそれを尊重した形のオリジナルの葬儀や埋葬を検討してみても良いかもしれません。
自由葬とはその名の通り、葬儀を自由に執り行うことです。例えば通夜や告別式を設けず火葬場に直送する「直葬」であったり、故人の趣味を中心とした葬儀であったり。また、宗教に拠らない葬儀も普及しているようです。ここでは故人の趣味を取り入れたオリジナル葬と、無宗教葬について取り上げます。直葬については関連記事を参照ください。
関連記事:直葬とは?火葬場で火葬をするだけの、日本で一番シンプルな送り方
ここでは実際にあった例をご紹介します。
記憶に新しい例では、2014年女優の淡路恵子さんが亡くなられた際、生前熱中していたテレビゲーム「ドラゴンクエスト」のソフトやキャラクターのぬいぐるみなどが葬儀会場に飾られました。昔であれば不謹慎だ、などと言われていたかもしれませんが、最近では特に有名人のお葬式の際に故人の趣味や好きだったものが取り入れられているようです。
従来の葬儀では仏式に則った厳しいルールやマナーが大事にされていましたが、ここ数年では死者に着せる服を白装束ではなくドレスにする、ユーモアを混ぜた弔事が読み上げられたりなどするようです。故人が暗い表情で見送られたくないという人であったり、いつも笑いが絶えない人だったというときには笑顔あふれるお葬式が行われることもあるようです。
無宗教葬の定義としては、宗教や宗派を特定せず宗教的な儀式や伝統的な作法を行わない葬儀のことを指します。献花は行われますが、読経の代わりに故人の好きだった音楽を流すなどするようです。内容としてはオリジナル葬に近く故人の趣味などが反映されることもあるようです。独自性よりは宗教色の薄い葬儀ということですので、必ずしもユーモア溢れる、笑いあるといった葬儀とは限りません。
上記2種類の形を紹介しましたが、はっきりとした違いがあるわけではありませ。自由葬・オリジナル葬を考える場合は、家族や親戚、もしくは自身の葬儀を考える際に参考にしてみてください。
新しい葬儀に加えて新しいタイプのお墓も急速に発展しています。従来のお墓はお寺の檀家になり墓地を契約し、墓石を建て、子孫に継承していくというものでした。しかし、近年の核家族化や未婚率の上昇による家族形態の変化、また宗教(主に仏教)への意識の薄れなどからお墓を継承したくない、お墓の管理などの負担を子どもにさせたくないという人が増えてきています。そうした人々の考えに合わせ、後継者がいなくても供養してもらえるお墓や、比較的負担の軽いお墓が生まれました。以下はその代表的な例をご紹介します。
樹木葬とは、墓石の代わりに樹木を植えるタイプのお墓で近年急速に増えています。山の一画を使い遺骨を自然の木の近くに埋める形式のものから、寺院の一画に区画されたスペースに他の人の遺骨と並んで埋葬されるものなどがあります。遺骨を土に埋めて自然に還りたいといった自然志向の人からの支持を得ています。
納骨堂とは、主に屋内に作られた遺骨の所蔵所のことでロッカー式や仏壇式等があり、都心にあるケースが多くなっています。アクセスが良く、建物内も綺麗かつ墓石を立てるよりは安価ということで支持を得ています。
散骨は遺骨の一部などを海や山に撒いて供養をするというスタイルです。こちらも樹木葬と同じく死後は自然に還りたいという人や、海が好きだった、山が好きだったという人に人気で、死後に自然に撒いてくれという希望を残すことが多いようです。更には、海や山だけではなく、バルーン宇宙葬という大きなバルーンに遺骨を入れて宇宙へ飛ばすというスタイルも現れているようです
上記のように新しいタイプの葬儀だけではなく、新しいタイプのお墓や埋葬スタイルも誕生しています。故人や家族の希望、そして予算に合わせて検討してもよいでしょう。
自由葬は、故人の希望を尊重して良かれと思って家族や子どもが選択することが多いでしょう。しかし、中には親族や兄弟が快く思わなかったり、あるいは実際に葬儀の直前になって一般的なものにすればよかった、と後悔される方もいます。また、樹木葬や納骨堂、散骨なども良いイメージだけが先行していることもあり、実際に埋葬・供養をしてもらった際にイメージと違った、またやはり代々お墓を継承してほしくなったなど意見が変わることもあります。新しいタイプの葬儀やお墓に挑戦する際には、しっかりとメリットデメリットを考えながら、また周りの人にも相談しながら決めていくのが良いでしょう。
最近ならではの葬儀・お墓のスタイルについて紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。従来通りの葬式をやりたいという人もいるでしょうが、もし自分なりの、もしくは故人の意思を尊重したオリジナルの葬儀・供養をしたいという人がいれば一度色々と調べてみるのも良いかもしれません。
当サイトではおすすめの樹木葬ランキングや自然葬や永代供養墓についても解説しています。是非ご参照ください。樹木葬辞典|樹木葬・自然葬・永代供養墓を解説
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