遺品整理は何をすればいい?時短で済ませるための4ステップ
親や親戚など身内が死んでしまった場合、葬儀や遺骨の納骨などを終えた後に、遺品整理を行わなければなりません。遺品整理は、段取りよくとりかからなければかなりの期間を要してしまいます。しかし、あらかじめ方針を決めておけば迷うことはありません。ここでは短期で遺品整理を済ませるための4ステップについて紹介します。

遺品整理のステップ1:まずは相続を済ませてしまう
遺品整理を始める前に、やるべきことがあります。それは、相続を済ませておくことです。なぜなら、法律上、故人の遺品を整理できる人は相続人に限られているためです。四十九日など親族が全員集まれるときに家財を調べて、誰が何を相続するかを決めておきましょう。きちんと調べておかないと「そういえば、ダイヤの指輪があったはず」「あの値が張りそうな掛け軸、どうした?」などと、後から騒ぎに発展し兼ねません。すでに遺品整理を終えた後にトラブルが発生した場合、整理を担当した人が盗みの疑いをかけられたり、うっかり処分してしまったのではと責められてしまう可能性もあります。相続放棄の期限は3ヶ月、相続税の納税期限は10ヶ月以内となっていますが、遺品の整理はそれより前にとりかかりたいという人が多いでしょう。相続額が多額、または計算が複雑になりそうな場合、早めに行政書士や弁護士といった相続のプロに相談するのがおすすめです。
遺品整理のステップ2:業者に任せる部分と、自分で行う部分に分ける
形見分け程度で済めば業者の手を煩わせることはありません。しかし、家一軒を処分してしまうような遺品整理の場合には、遺品整理のプロの力を借りるのが正解です。まずは業者に見積もりに来てもらいましょう。
このとき、忙しいからと訪問見積もりを省いてしまうのはおすすめできません。依頼の程度によって、金額が大幅に異なってくることがあります。ごみの分別から家財道具の処分までいっさいがっさいを任せるのであれば、相当な金額になるでしょう。一方で、粗大ごみを含めたごみの処分は遺族で行い、重量のあるものを引き取ってもらうだけにすれば、金額はぐっと抑えられます。遺品整理にあてることのできる金額と、遺族がどのくらい時間を割けるかのバランスを見て、無理のないように依頼しましょう。古物商許可を得た遺品整理業者であれば、遺品の買取も行ってくれることもあるため、費用を抑えることもできるでしょう。なお、遺品整理業者は多数存在していますが、なかには不法投棄を行う業者がいることで昨今問題になっています。業者を選定する際は「一般廃棄物処理業許可」や「遺品整理士」といった資格を持っているか、などを判断基準にするとよいでしょう。
遺品整理のステップ3:「処分するもの」「遺すもの」「売るもの」に分ける
相続が終わり、自分たちが遺品整理を行う範囲を決めたなら、その範囲内で「処分するもの」と「遺すもの」、「売るもの」に仕分けをします。遺族間のトラブルをなくすために、なるべく日取りを決めて、複数人数が集まれるようなときに遺品整理を行うのがおすすめです。「処分するもの」は内容ごとに分類をして、ごみの日に出していければ後の経済的負担が軽くなります。「遺すもの」は、例えばアルバムなど思い出の品が多いでしょう。誰が何を持ち帰るかを決めておかなければならなたいため、仕分けした段ボールなどの箱にそれぞれの名前を書いておけば、わかりやすくなります。
なお、「売るもの」は、値打はあるけれど誰も相続しないものです。買い取りのできる遺品整理業者に一任するのもよいですが、骨董品が出てきたら、プロの鑑定士に任せなければなりません。鑑定士に来てもらうか、依頼した遺品整理業者に相談しましょう。遺品整理の日に、付き合いのある鑑定士を連れてきてくれる業者もいるためです。依頼するときには、鑑定してほしい品物について具体的に伝えるのがポイントです。鑑定士にはそれぞれ得意分野があり、分野に合わせてお任せしたほうが買い取り額が高くなります。
遺品整理のステップ4:迷ったら一時保管
整理を進めていくと、「これは捨てるにはしのびない」と迷うものがたくさん出てくるでしょう。故人が愛用していた衣類や身の回りのものなどは、他人から見ればただの古着でも、遺族にとっては大事な想い出がつまった宝物です。かといって積極的に引き取れるような人もいないといったときには、一時保管とするのが正解です。一時保管用の段ボールを作って、迷うようなものはそこへ入れていきましょう。段ボールは、一時的に遺族の誰かが引き取ったり、トランクルームを借りて保管したりします。1周忌、3周忌といった年忌法要の際に段ボールを開け、気持ちの整理がついたものから少しずつ処分していければよいでしょう。
時短で済ませる遺品整理の4ステップまとめ
遺品整理の段取りを始める前にまずは相続の件を片付けるのが先決です。トラブルのないよう順序よく済ませていきましょう。なお、遺族の誰かに遺品整理を一任するようなときには、「その人に整理の一切を任せ、あとで文句は言わない」ことを親族間で共有しておくのがポイントです。遺品整理は体力的にも心情的にも負担のかかるものですが、いざ終わったときには、心の整理もつけることができます。負担が大きいと思う部分は上手に業者へ任せて、想い出をきちんと整理しましょう。
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