墓不足は本当?墓余りとも
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散骨は山に撒くことはできる?|樹木葬辞典
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近年注目を集めている葬送の一つとしてあげられる「散骨」。散骨とは、海で行うことが一般的ですが、山で行うことも可能です。ただし、山で散骨を行う場合は山の所有者に許可を受ける必要があり、思わぬトラブルに発展する場合もあるため注意が必要です。ここでは山で散骨を行う場合の注意点について紹介します。
樹木葬や納骨堂など、これまでの受け継いできた石のお墓に遺骨を埋葬する方法に注目を集めていると並行し、最近社会的に認められつつある葬送の一つとして挙げられるのが「散骨」です。散骨とは、遺骨を骨壺にいれてお墓に埋葬するのではなく、遺骨を粉砕し、海や山などへ撒くことを指します。海や山といっても、一般的にはほとんどの場合が海への散骨となります。では、どうしても山に散骨したい場合はどうしたらよいのでしょうか。
まず、法律の解釈から考えてみましょう。2017年2月の時点では散骨に関する明確な法律は作られていないため、散骨を禁止する規定もないといった状況です。また、法務省は非公式ながら1998年6月に旧厚生省が諮問した懇談会のなかで散骨に対し「希望するものが相当の節度をもって行う場合は、処罰の対象としない」といった見解をのべています。この場合の節度を持つという意味「遺骨を放置している」と誤解されるような葬送になってはならず、破砕していない骨を無造作に畑や庭に撒いてしまうことは遺骨遺棄罪にあたる可能性があるため、節度を持った行為とはいえないでしょう。
そのため、今後法律の整備によって散骨に対してなんらかの制限を設けられる可能性はありますが、現状では法律がないが故に法律的にはグレーな葬送であるといえます。また、国による規制はありませんが、都道府県によっては散骨を規制する条例が発行されている地域もあり、北海道、埼玉県、長野県の一部の地域には散骨に関する規制が発せられているそうです。
散骨は海で行うことが一般的ですが、山で行うことも可能です。ただし山で散骨を行う場合にはトラブルに発展する可能性があるため、実行する前にはさまざまな段階や注意を要します。まず山の所有者から散骨の許可がおりていることが必要になります。なぜ許可が必要かというと、そもそも私有地に勝手に親友することが違法であり、勝手に遺骨を撒くことはご法度です。
また遺骨を撒くことで農作物が育たない、土地の価値が落ちるといったデメリットが考えられるため、散骨を行う前に土地の所有者と謝礼などを含めて交渉が必要になります。もちろん、自分の持ち山で散骨するにはなにも問題ないかと思いますが、遺骨遺棄罪にあたらないようしっかりと粉骨をすることは必須です。
海での散骨の場合、海の所有権を明確にすることは難しいため厳密に許可をもらう必要はありません。節度を持ったルールのもと、漁業が行われないエリアかつ陸地からもある一定の距離を保つなど、いくつかの条件を満たした状態であればトラブルなどに発展しないで散骨を行えます。
山に散骨を行う場合、一から山の所有者と交渉を行い許可をもらうには相当の時間と労力を要すことは検討がつくかと思います。どうしても山に散骨を行いたい場合、散骨と少し似ている葬送である樹木葬を選択するのも一つの手です。樹木葬とは墓地として認められた里山など自然を活かした敷地に、遺骨を土に埋葬することです。つまり、敷地一体が墓地として認められているため、土地の所有者などに許可を得なくても、通常のお墓を購入する際と同じ手続きのみで使用権を得ることができるのです。また、樹木葬のなかでも「里山型」と呼ばれる形式をとっているお墓であれば、山にそのまま遺骨を埋葬することが可能な場所もあります。「どうしてもこの山に散骨したい」といった強い希望がないのであれば、樹木葬の里山型を選択するのがおすすめです。
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