ペット樹木葬とは?一緒に自然へ還れるお墓のかたち
近年話題のペット樹木葬とは、今急速に普及しはじめています。とくに、石のお墓ではなく樹木を墓標とするペット樹木葬は自然に近い埋葬方法として、「天国でも動物たちが自由に駆け回ることができるのでは」といった思いから人気を集めています。ここではそんなペット樹木葬の価格や手続きの流れをご紹介します。

ペット樹木葬とは?
みなさんは、今日本にどれくらいのペットとして飼われている犬猫がいるかご存知でしょうか。一般社団法人ペットフード協会の調査によれば、日本における犬の飼育頭数は2015年の時点で991万7000頭、猫は987万4000頭も及ぶそうです。これは、人間の子どもと比較すると、同年4月1日時点で15歳未満の国民は1617万人を数え、今や犬猫を合わせると子どもの数よりはるかに多いという状況になっています。つまり、一世帯に子どもがいる確率よりもペットのいる確率の方が高いい可能性もあるのです。これほどまでに私たちの生活に馴染んできたペットは、単なる飼育の対象ではなく家族の一員として考えられるようになってきました。そして、そんなペットが亡くなったときには大変な悲しみをもって弔われるようになったため、ペット火葬場やペット霊園の看板もよく見かけるようになったと感じる人も多いことでしょう。人と同じようにペット用のお墓を買う人が増えてきたのです。そんなペットのお墓にはさまざまな種類があり、ペット樹木葬もそのひとつです。樹木葬とは、墓石の代わりに樹木を墓標とする弔い方です。近年、人のためのお墓のかたちとしても注目されています。樹木葬は自然に還るイメージが強いため、死してなおペットには野山を自由に駆け巡ってほしいと考える人には、ぴったりの葬法といえるでしょう。
参考文献:一般社団法人ペットフード | 協会平成27年(2015年)全国犬猫飼育実態調査 全国犬猫飼育実態調査結果
ペット樹木葬の流れ
ペット樹木葬では、人間同様、火葬後の粉骨作業などを経てペットの遺骨を埋葬します。埋葬の仕方には大きく分けて3種類あり、ペットの遺骨を取り出して、シンボルツリーの下に他の動物たちの遺骨と一緒に埋葬してしまう合祀タイプ。もしくは、ペット樹木葬専用の区画に個別に骨壺のまま埋葬するタイプ、そして飼い主さんと一緒の区画に骨壺を埋葬するタイプがあります。最近では後者の2タイプのペット樹木葬が普及してきましたが、全国的にみると合祀をするペット樹木葬が多いようです。骨壷から取り出すことが多いのは、自然に還す樹木葬の理念からみて当然の行為といえるでしょう。裸のまま骨粉を埋めるほか、麻布などに包んで埋葬するところも。まれに樹木のまわりに散骨することで樹木葬とする場合もあります。埋葬した後は線香や花を供えて参拝し、以後いつでもお墓参りに来て良いとするところがほとんどです。お盆やお彼岸などに合同の供養祭を開催する霊園もあります。
ペット樹木葬の種類と価格
ペット樹木葬を検討している人は、何はともあれ価格が気になるところでしょう。埋葬方法によって、価格の相場が大幅に違うため注意が必要です。ペット樹木葬の価格の相場は、骨壺に入れたまま個別での埋葬なら3万円程度、年間使用料が5000円ほどでしょう。合同埋葬ならさらに安く、また年間使用料がかからない場合がほとんどです。また、人とペット共用の樹木葬墓地は、一般霊園の一角に作られることがほとんどで、価格は人用のお墓に準じます。樹木をシンボルとし、墓石を作る必要がないため、一般的な形のお墓よりもリーズナブルです。合同埋葬なら30万円、個別埋葬なら50万円程度が相場で、ペット一頭の埋葬につき数万円の管理料が生じます。また、供養の手厚さによっても価格は変わってきます。年忌法要などを個別に行ってくれるような寺院にある樹木葬墓地は、80万円といった値段のものも見られます。
ペット樹木葬の手続き
ペット樹木葬の手続きについて、まずはペットといえども火葬した後の遺骨でなければ樹木葬墓地に入れることができないため注意しましょう。火葬場を設けた霊園でなくとも、相談すればペット火葬の業者を紹介してくれます。ペットが亡くなってしまったらすぐに目当ての霊園へ一報を入れることがポイントです。火葬の前に葬儀を営みたい場合にも、このタイミングで相談しましょう。樹木葬のための料金のほかに、火葬料金や葬儀料金が必要になります。トータルの見積もりを出してもらうとよいでしょう。また、犬の場合は登録抹消手続きが必要です。気持ちが落ち着いたらで構いませんから、市区町村役場に鑑札を持参してください。最後まで大事に飼ったペットですから、丁寧に弔ってあげたいですね。悔いのないように、あなたとペットにとって最高のお墓を手に入れましょう。
ペット樹木葬を探す
当サイトではおすすめの樹木葬ランキングや自然葬や永代供養墓についても解説しています。是非ご参照ください。>>樹木葬辞典|樹木葬・自然葬・永代供養墓を解説
あわせて読みたい

墓地不足や非婚化によるお墓の継承者がいないことから納骨堂等の永代供養が注目されていますが、従来の先祖代々のお墓が良いという方もまだまだいるかと思います。先祖代々のお墓を維持するためには、お寺や霊園の管理者に管理費を毎年支払う必要があります。この管理費は掃除費や水道代・電気料金に充てられます。料金は安いところで数千円、高いところでは2万円程と幅は広がります。では、管理費の支払い義務のある方が亡くなった場合や、貧困を理由に管理費を滞納した場合はどうなるのでしょうか。

樹木葬と呼ばれる、墓石ではなく樹木を墓標とする新しい埋葬形態が注目を集めています。自然回帰のイメージと、基本的に宗教不問で継承者を必要としないことから、現代のニーズに合った墓の形として人気が高まってきたようです。樹木葬はどんな視点で選べばよいか、そのポイントを伝えていきます。

桃の節句には、雛人形を飾り、雛祭りを行います。雛人形は、飾って美しいばかりではなく、実は厄除けにも役立っていることをご存じでしょうか。雛祭りの起源や雛人形を飾る時期、飾りつけの仕方から供養方法までをご紹介します。

「墓じまい」とは、今あるお墓を閉じ更地に戻すことを言います。そのため、墓じまいをする際はその場所に埋葬されていた骨壺を全て取り出し、骨壺に入っている遺骨の行き先についても考えなくてはなりません。墓じまいにはここで選択肢が2つあり、埋葬されていた骨壺すべて、あるいは骨壺に入っていた一部の遺骨のみを取り出し他のお墓に移す「改葬」か、あるいは埋葬されていた骨壺の遺骨すべてを処分してしまう「廃墓」にするかを決める必要があります。また改葬か廃墓にするかによって墓じまい全体にかかる費用は異なります。ここでは、墓じまいをして改葬を選択した場合の費用について詳しく紹介します。

既に自分が入るお墓の準備をされている人はいますか?まだ先の事で考えていない人、先祖代々のお墓に入る予定の人、ちょうど今現在お墓を立てる計画をしている人、など様々でしょう。もし、お墓の購入などに迷われている人がいればお墓ディレクターに相談してみるの一つの手です。このお墓ディレクターとはなにか、何を相談できるのか、誰がなれるのか、などついて解説します。
