樹木葬を選ぶと批判される?樹木葬と石のお墓の比較
樹木葬とは石のお墓の代わりに樹木を植えてお墓を作るという葬送方式ですが、比較的新しいタイプのお墓ということで賛否両論あるようです。伝統的な埋葬方法と比較すると良いところも、悪いところもあるでしょう。しかし、故人の埋葬については良し悪しではなくて、その人に「合っている、合っていない」の世界かもしれません。ここではそんな樹木葬の賛否について探っていきます。

樹木葬を選ぶ人の意見
樹木葬なら「個人」のお墓として一人もしくは好きな人と眠れる
積極的な樹木葬肯定派は「死してもなお自然と共にありたい、作り物の墓石は冷たくて嫌だ」というような理由で積極的に樹木葬を選択しているようです。お金が無いから、お金のかからない樹木葬にするという問題ではありません。お金よりも精神的な安定を求める人たちに選ばれているようです。現世で嫌な人、嫌な家族と世間体を優先して何とか我慢して、付き合っている人は相当いるだろうと推測できます。せめて死んだら自由になりたい、自分の意思を貫きたいと思っている人も樹木葬を選択するでしょう。樹木葬は個人で静かに永眠できるうえ、嫌な人と一緒にお墓に入る心配もありません。本当に好きな人や可愛がっていたペットと眠りたい、そう思っている人に樹木葬は好都合なのです。
樹木葬なら経済的に負担がかからない
お墓や葬式に余計なお金をかけたくない、高級な石を使用して建ててまで最後に眠る場所を作らなくてよいと言う価値観を持っている人は経済的な理由で樹木葬を選択する場合も多くあります。やはり従来の石のお墓であれば、建てるだけで100万円を越えてしまう場合も少なくありません。そこから墓苑の使用料などが発生し、200万円近く総額がかかってしまうこともあります。そう考えると、墓石を建てる必要のない樹木葬が肯定的に考えられるのも自然なことといえるでしょう。
樹木葬ならお墓の後継者がいらない
独身者で将来も結婚をしないと考えている人、子供がいなくて墓を継承する人がいない、そのような人も樹木葬を選択すると思われます。墓石のある伝統的な墓なら、継承者が不在であれば荒れ果てて、最後は無縁墓になってしまう。それを思うと緑豊かな自然の中で眠りたいと思うのは当然でしょう。
樹木葬ではなく、伝統的な石のお墓を選ぶ人の意見
樹木葬のような新しいお墓ではなく、これまで通り伝統や格式を大切にしたい
家を大事にする人、名門の家に生まれた人は伝統を守りたい、樹木葬なんて貧乏人が選ぶものであると思いこんでいる人も少なからずいるかと思います。個人よりも「家や格式」を重んじようとする人は伝統的な葬送を望みますから、樹木葬は選択肢から除外するでしょう。また、伝統を重んじ、新しいものに嫌悪感を持っている人、生粋の保守主義者は樹木葬を否定します。お墓とは「墓石」があって当然、墓石が無いのは墓ではない。そう考えています。そして墓石に名前(戒名)を刻み、祖先を敬うのが当たり前であり、それ以外の方法は全て間違っていると考えている人、そのような人は樹木葬を受け入れられないかもしれません。
費用が安すぎるがゆえに、故人の供養になるのか不安
樹木葬墓地は、とにかく従来の石のお墓と比較すると費用が安価です。それゆえ、故人を大切にしていないと感じてしまい、選ぶまでに躊躇してしまうこともある。値段が安いがゆえに、「お墓の簡易版だ」といった解釈をされてしまう面もある。古くから代々お墓を受け継いできた人や、世間体を重視する地域や家庭では特にその傾向が強いため、否定されてしまうことも。
樹木葬を選ぶと批判される?:まとめ
樹木葬の歴史はまだ17年ほどですので、受け入れられないという意見があるのは当然のことかと思います。ただ、近年の樹木葬には石のお墓のように区画がしっかり分かれていたり、樹だけではなく石の銘板などに戒名と没年月日を彫刻できる仕様のものもあります。最後は自分らしく眠りたい、と思う方にはおすすめですので、是非検討してみてはいかがでしょうか。
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