樹木葬はお墓不足解消の手立て?都心の墓事情とその解決策
樹木葬という埋葬方法が、ここ数年、徐々に注目が集まっています。その理由の1つとして、お墓不足解消に繋がるという点が挙げられます。樹木葬の場合、墓石を使用せず狭いスペースでも多くの人を埋葬することができるため、特に都心での墓地の土地不足解消の助けになると言われています。そこで、今回は樹木葬が注目されている理由の中でもお墓不足解消に焦点を当て、お墓不足の現状となぜ樹木葬がお墓不足を解消できるのかなど、詳しく説明していきます。
お彼岸はいつ?【2017年版】お彼岸についてのおさらい|樹木葬辞典
樹木葬辞典 > コラム > 樹木葬の豆知識 > 用語説明・豆知識 > お彼岸はいつ?【2017年版】お彼岸についてのおさらい
お彼岸にはお墓参りに行く、という人も多いでしょう。お彼岸とは古来からある日本の伝統行事の中でもいまも生活に深く根ざした仏教行事で、その中日は国民の祝日にもなっています。そんなお彼岸の正しい日程や意味について、おさらいしてみましょう。
お彼岸とはご先祖さまや自然に感謝をささげる期間で、日本独自の仏教行事です。春分・秋分の日を中日とし、前後各3日を合わせた7日間のことをさします。最初の日を「彼岸の入り」、真ん中の春分の日と秋分の日を「中日」、そして最後の日を「彼岸明け」といいます。
春分の日と秋分の日は太陽が真東から登り真西に沈むのですが、仏教ではその真西の彼方に極楽浄土(悟りの世界)があると信じられていることから、その時期にご先祖を偲び法会を行い墓参することが慣わしとなっているそうです。
2017年のお彼岸は以下の通りです。お彼岸は春分と秋分の日の、年に2回あります。この時期は季節的にも雨なども少なく気温も穏やかであることから、お墓参りがしやすいといった特長もあります。
「彼岸」とは仏教の言葉、梵語(古代インドのサンスクリット語)である「パラミータ」を、中国人が「波羅蜜多(はらみった)」と音写したものを「到彼岸(とうひがん)」と意訳したところから名づけられたといわれています。ちなみに仏教での本来の「彼岸」の意味は、「迷いを脱し、生死を超越した理想の境地。悟りの境地。涅槃(ねはん)」のことをいいます。(参考文献:『大辞林 第三版』)つまり、この理想の境地に達するための仏道修行の期間という意味合いもお彼岸にはあり、普段は修行をしていない人達も彼岸の期間中は、西の太陽に祈りを捧げ煩悩を払うといった修行を行います。このような背景から、一般的が墓参りを行うようになったのは、先祖の供養を行うことの他に修行といった意味も少なからず含まれているのかもしれません。
このような習慣は同じ仏教の伝統があるインド、中国にもみられず、日本にしかありません。彼岸という言葉は仏教に由来しますが、もともと日本にあった太陽信仰と結びついたのではないかといわれているようです。
お彼岸の意味は分かりましたが、そのお彼岸の春分の日と秋分の日はいつ、だれがどこで日にちを決定しているのでしょうか?実はお彼岸という伝統的な習慣であるにも関わらず、意外なことにその決定には科学の力が関与しています。
春分の日・秋分の日とは、太陽が春分点・秋分点に達した日のことをいいます。どちらもこの日は昼と夜の長さが等しくなるといわれており、太陽は天の赤道上にあり、ほぼ真東から出てほぼ真西に沈みます。そういった計測は国立天文台が行っているのですが、祝日としての春分の日や秋分の日は国立天文台が天体観測の結果を国に提出し、前年の2月1日に春分の日・秋分の日の日付が書かれた「暦要項(れきようこう)」が官報で掲載されることによって最終決定される仕組みになっているそうです。
そのため国立天文台のホームページには2030年までの春分の日や秋分の日が載っていますが、官報で公示されるまではあくまで予定で決定ではないのです。参考文献:何年後かの春分の日・秋分の日はわかるの? | 国立天文台(NAOJ)
ご存知の通り、今は1年365日のグレゴリオ暦が採用されていています。このため、4年に一度「うるう年」を設けることで実際の天体の動きと暦のずれを合わせていますが、地球の公転はほかの天体の引力等の影響を受けたりその他諸々の理由で正確な春分の日と秋分の日を何年も先まであらかじめ決定するのは難しいのだそうです。
お彼岸にぼたもち(おはぎ)はつきものですね。春のお彼岸では「ぼたもち」といい、秋のお彼岸では「おはぎ」といいます。これは春に咲く「牡丹」と秋に咲く「萩」にちなむのだそうです。また、春のお彼岸にはこしあんを、秋のお彼岸にはつぶあんを食べるのが本式だそうです。なぜ、お彼岸にぼたもちがつきものなのかというと、仏教の教えの一つである『六波羅蜜』の5つめの修行「禅定」から来ているといわれています。『六波羅蜜』とは、悟りの道へ行くための6つの実践方法のことです。
お彼岸には仏壇を拝んだり墓参りをしますが、そのときに欠かせないものが、水、塗香、花、線香、飲食(いんじき)、燈明でこうしたものを仏前に供えることによって『六波羅蜜』を実践していることになります。「飲食(いんじき)」であるぼたもちを供えることによって満腹になり気分が落ち着くことから5番目の「禅定」を行ったことになるそうです。ぼたもちをお供えすることによって悟りの道に近づけるのであれば、ぜひともお彼岸にはお供えしたいものですね。
以上2017年のお彼岸についてとお彼岸の本来の意味などについてまとめてみました。彼岸は先祖の霊に近づける大切な日でその日にお墓参りや法会、お供えをすることでご先祖様のみならず、現世の自分達も功徳を積むことができる機会です。また、仏壇やお墓を購入した時はお彼岸中に開眼供養してもらうのがよいとされています。今も国民の祝日として大切に守られているお彼岸の伝統をこれからも是非継承していってほしいと思います。
樹木葬という埋葬方法が、ここ数年、徐々に注目が集まっています。その理由の1つとして、お墓不足解消に繋がるという点が挙げられます。樹木葬の場合、墓石を使用せず狭いスペースでも多くの人を埋葬することができるため、特に都心での墓地の土地不足解消の助けになると言われています。そこで、今回は樹木葬が注目されている理由の中でもお墓不足解消に焦点を当て、お墓不足の現状となぜ樹木葬がお墓不足を解消できるのかなど、詳しく説明していきます。
喪中はがきとは、年賀欠礼の挨拶状のことです。身内に不幸があり、喪に服しているため年賀のご挨拶は辞退いたしますというご挨拶状です。喪中はがきの習慣は元々、明治・大正期に皇室の大喪に対し年賀欠礼を行っていた習慣が、昭和期に年賀状の普及に伴い、一般家庭の喪中でも年賀欠礼の挨拶状を出すように風習として定着した比較的新しい習慣です。今回は、喪中はがきを作る際のマナーなどについてご紹介したいと思います。
寿陵(じゅりょう)という言葉をご存じでしょうか。生きている間に、自分が入るお墓を用意することです。終活の一環として、自分のお墓を求める人が増えてきています。寿陵のメリットや注意点について解説します。
自然葬とは、「亡くなったら自然の循環のなかへ還っていきたい」という思いを叶える葬法です。遺骨を海へ撒く海洋自然葬が代表的な自然葬で、他に山や川に撒くケースもあります。自然葬の考え方と、その種類について解説します。
樹木葬を考案した岩手県智勝院が運営する、「大迫樹木葬墓地」のお墓参りの様子を記録しました。実際にこちらの樹木葬を購入したMさんによる、お墓参りレポートを写真を添えながら紹介します。
