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お墓の生前購入と死後購入のメリット・デメリット|樹木葬辞典

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お墓の生前購入と死後購入のメリット・デメリット

「終活」や「墓友」という新しい言葉が使われるようになり、自分のお墓は自分で決めたいという方が増えています。ひと昔前までは「自分のお墓を自分で買うなんて寿命が縮まりそう、縁起が悪い」という印象を持つ人もいました。しかし、生前にお墓を購入することは「寿陵(じゅりょう)」と呼ばれ、長寿・子孫繁栄・家内円満を授かる縁起のよいことなのです。もともとは中国由来の考え方ですが、日本では聖徳太子が寿陵を建てたことが日本書記の中で綴られています。お墓の購入時期は人それぞれのタイミングで構いませんが、実際のところ、生前購入と死後購入を比べるとどのような違いがあるのでしょうか。それぞれのメリット・デメリットを紹介していきます。

お墓の購入時期に悩んでいる老夫婦


お墓の生前購入とは?メリット・デメリット

お墓の生前購入とは、自身または家族がまだ生きている間にお墓を事前に予約購入しておくということです。残された人に迷惑をかけたくない、金銭的負担をかけたくない、という理由で生前購入する人が増えているようです。

お墓の生前購入のメリット

まずはその生前購入のメリットを見ていきましょう。

  • 納得のいくお墓で眠ることができる
  • 思い出の場所や景色の良い場所など墓地の場所や、好きなデザインの墓石をゆっくり選び、自分の意見をお墓に反映させることができます。また、残される人にとっても、逝去後に故人の希望に応えられているか、事前に希望を聞いておけばよかった、など悩むこともなくなります。

  • 万が一の時、家族に負担をかけずに済む
  • 交通事故など予期せぬ不幸に襲われた時、納骨するお墓が決まっていないと家族に負担をかけてしまう可能性があります。通常の意志のお墓だとお墓探しから購入・工事・完成まではおよそ半年かかるので、すぐに納骨できるものではありません。亡くなったという悲しみの中お墓探し等を進めるのは精神的な負担にもなります。また、その費用に関しても決して安いものではないので経済的な負担にもなりますが、生前購入をすることで相続税の節税にもなります(後述参照)。精神面や金銭面において残された家族の負担を減らせることは間違いないでしょう。

  • 相続税の節税になる
  • お墓の費用は生前に準備して相続させるから大丈夫、と思っている方はいませんか。自分のお墓に必要なお金を残すことは大変素晴らしいことですが、そのお金にも相続税がかかってしまいます。生前にその費用でお墓を購入しておけば、お墓の相続税はかかりません。現在仏壇や仏具、お墓などの祭祀財産は非課税となっています。同じお墓を購入するにしてもお金で残すか、お墓で残すかによって相続税の課税対象になるかならないかが変わり、その差が数十万円以上となる人もいるでしょう。

参考文献:No.4108 相続税がかからない財産|相続税|国税庁

お墓の生前購入のデメリット

続いてお墓の生前購入のデメリットを見ていきます。

  • 公営(市営・町営など)の墓地や霊園、納骨堂に入ることが難しい
  • 公営の霊園や納骨堂は費用が安く大変人気があります。そのため応募条件の中に「遺骨が手元にある人」という応募条件を設定し抽選で使用者を決めるところが多くあります。少しでも多くの人が利用できるよう、すぐにお墓・納骨堂に入れることを条件にしているのです。

  • 生前からお墓の管理が必要
  • 多くの墓地や霊園はお墓の土地代(永代使用料)と墓石代にに加えて毎年管理費(年間3,000円~1万円が相場)が必要になります。これは遺骨が納骨されていない状態でも管理費がかかるので、人によっては10年以上納骨されていないのに管理費を払い続けたということになる人もいあるかもしれません。また、その間の墓石の清掃などもしておかないといざ納骨となった際にはお墓が朽ちていたなんてことにもなりかねませんので、しっかりとお墓の管理をしていく必要があります。

 

お墓の死後購入とは?メリット・デメリット

お墓の死後購入とは、家族などが亡くなってからお墓を準備するというものでお葬式などの準備と並行して行う可能性があります。

お墓の死後購入のメリット

前述したお墓の生前購入のデメリットの反対になりますが、死後でないと応募できない墓地・霊園もあるので、結果的に死後購入の方が安く抑えられる可能性があります。ただし、残念ながらその他のメリットはあまりありません。だからと言って死後購入をしてはいけないというわけではなく、お墓に対する考え方や経済状況・時間的余裕など様々な状況がありますので、自分にあった購入時期を選ぶことが大切です。

死後購入のデメリット

  • お墓購入費用として準備したお金が相続税の対象になる
  • お墓の生前購入のメリットで述べたように、同じお墓を購入するにしてもお金で残すか、お墓で残すかによって相続税の課税対象になるかならないかが変わってきます。お金で残すと相続税の対象になり税金がかかってしまうので注意が必要です。ただし、すべての人が相続税を支払う必要があるわけではありません。平成29年4月現在の国税庁の規定によれば、遺産として相続される財産が「3000万+600万×相続人の数」以上の場合のみ課税対象となります。要するに最低でも3,600万以上の財産が無ければ相続税はかからないということです。こちらについては事前に資産状況を確認しておいても良いでしょう。
    参考文献:No.4152 相続税の計算|贈与税|国税庁

  • 家族に精神的・経済的に負担をかける可能性がある
  • お墓の生前購入のメリットで述べたように、お墓探しから納骨まで約半年かかります。安らかに眠れるよう早くお墓に入れてあげたいと思ってもなかなか納骨ができず精神的な負担になる可能性があります。また、同時期にお葬式等の準備などを行うため、精神的・経済的負担が大きく、家族に苦労をかけてしまうことになるかもしれません。

 

お墓の生前購入で購入時に注意すべきポイント

この記事を読み、生前購入を少しでも考えた人へ購入時の注意点を伝えていきます。

  1. お墓選びは家族・親族と相談しながら進めましょう
  2. 自分の死後、お墓参りに来てくれる、あるいは、一緒にお墓に入る家族・親族にもお墓のことを相談しましょう。お墓参りがしやすいよう駅に近い場所が良い・こんな墓石が良い等、希望があるかもしれません。自分の好きなようにお墓を選べるのは生前購入のメリットですが、家族・親族の意見にも耳を傾け全員が納得できるお墓を目指しましょう。

  3. 建墓期限を確認しましょう
  4. 建墓(けんぼ)期限とは、お墓の土地を購入してから墓石を建てるまでの期限のことです。通常多くの墓地や霊園はこの建墓期限を設けておりだいたい半年~長くて三年以内となるようです。建墓期限が過ぎると墓地の権利を失い支払ったお金も帰ってこないという可能性があるので注意が必要です。

  5. お墓に納骨していなくても費用がかかる場合があります
  6. お墓を生前購入し納骨していない場合でも管理費や護持会費といったお金を払う必要がある墓地や霊園があります。おおよそ年間3,000円~1万円ほどです。

お墓の生前購入と死後購入:まとめ

お墓の生前購入と死後購入のメリット・デメリットを見てきましたがいかがでしたでしょうか。どちらが良い悪いというわけではなく現在の資産状況や時間的余裕、自身や家族の希望に合わせて検討しましょう。

関連記事:終活でエンディングノートを作ろう!自分の人生を終える準備

 

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樹木葬辞典|樹木葬・自然葬・永代供養墓を解説


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